■オススメのハリウッド映画は

 そんな彼女が新境地を切り開いたのが、『愛の亡霊』(1978年)。明治時代、兵隊帰りの若者が人妻と関係を持った末に、人妻の夫を殺してしまう。

「当時42歳の吉行さんが、不倫に溺れる人妻役を熱演。大胆な濡れ場にも挑戦し、世間に衝撃を与えた意欲作です」(秋本氏=以下、同)

 ヒット曲『ブルー・ライト・ヨコハマ』で知られる、いしだあゆみさん(享年76)を偲ぶなら、『火宅の人』(86年)を鑑賞してほしい。

「流浪の作家と、それを取り巻く3人の女性を描いた物語で、緒形拳演じる主人公・一雄と原田美枝子さん演じる恵子の濡れ場が有名です。いしださんは、一雄の妻役を演じ、浮気した夫への愛憎の様子を見事に表現しています」

 ハリウッドからは、俳優のロバート・レッドフォードさん(享年89)の訃報が。

「代表作は、銀行強盗のブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を描いた西部劇『明日に向かって撃て』(69年)です。レッドフォード演じるキッドが、とにかくかっこいい。彼は、当時のアメリカで反体制派のシンボルでしたから、まさに適役でした」

 また、本サイトの読者にはMLBを題材にした、『ナチュラル』(84年)もオススメだ。

「この映画で、レッドフォードは、35歳の遅咲きのルーキーを熱演。苦労を重ねた屈折のヒーロー像というのが、50〜60代の男性にはグッとくるはず」

 “天国名優”の演技を楽しみたい。

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秋本鉄次(あきもと・てつじ)
1952年生まれ。山口県柳井市出身。広告代理店、情報誌『シティロード』の編集を経て、映画評論家に。「映画は女優で見る」をモットーに、“大人の男のエンタメ”としての娯楽映画や女優の魅力を語る映画評論を得意とする。『パツキン一筋50年 パツキンとカラダを目当てに映画を見続けた男』など著書多数。