ちっとも動かない高速道路に、イモ洗い状態の観光地。帰宅時には疲れてクタクタ……そんな思いをしてまで出かけるのは愚の骨頂。令和の時代は、“巣ごもり式ゴールデンウィーク”が新潮流だ。お金をかけず、心と体が大満足する連休の過ごし方を徹底指南!
日々、酷使する体を労うため、GW中に実践したいのが“体が元気になる入浴法”。『秋津医院』院長で総合内科医の秋津壽男氏は、次のように話す。
「熱い湯は厳禁です。交感神経が優位になる、つまりは緊張状態になってしまい、逆に疲れます。また、長湯も疲労の原因になるので、38〜40度の湯に10分ほどつかるのがベストです」
このとき注意してほしいのが、姿勢だという。
「全身浴が理想ですが、自宅の浴槽は体が完全に伸ばせるほど広くありませんので、座った姿勢の半身浴で、足をまっすぐに伸ばすといいでしょう」(前同)
また、入浴剤を活用するとより効果的だ。オススメは炭酸系入浴剤。
「炭酸系入浴剤は、炭酸ガスが皮膚に浸透して血管を拡張し、血流を促して体温を上げます。結果、疲労回復や、冷え予防などの効果が期待できます」(同)
入浴のタイミングにも留意してほしい。
「炭酸系入浴剤は、完全に溶け切ってから入ること。目に見えなくなるまで泡が細かくなったほうが、皮膚に浸透しやすいといわれます」(医療ジャーナリスト)
続いて、“睡眠法”。大切なのが、就寝の1時間前に入浴をすませておくことだ。
「体温が徐々に下がり、睡眠モードになります。その絶好のタイミングが、入浴の1時間後です。また、寝室の乾燥を予防するため、風呂あがりに浴室の扉を開け、湿気を家全体に行き渡らせます」(前出の秋津氏)
就寝時に意外と重要なのが、パジャマだ。
「人間は、寝返りを打つことで全身の血流を促し、筋肉の疲労を取っている。だから寝返りが打ちやすいよう、帯ひもなどで体を締めつけない、緩めのトレーナーが一番です」(前同)
そして、GW中に確立させたいのが“眠りのルーティーン”だ。
「大谷翔平選手が打席に入るときに決まった動きをして集中力を高めるように、就寝前に温かいミルクを飲むなど、自分流のルーティーンを作ると、脳が睡眠モードに入りやすくなります。
ただし、ブルーライトが覚醒を促すので、スマホはいじらないこと。寝る前の飲酒も、睡眠の質を下げるので避けましょう」(同)
正しい入浴と質の良い睡眠を組み合わせれば、健康に相乗効果が期待できる。