3月をもってNHKを退局してフリーアナウンサーに転身した和久田麻由子(37)がMCを務める日本テレビ系の新報道番組『追跡取材 news LOG』(土曜22時)の初回が4月25日に放送されたものの、厳しい船出となってしまったようだ。
「初回の世帯視聴率は3.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は2.1%、テレビ各局が重視する13~49歳の個人視聴率であるコア視聴率に至っては0.9%でしたからね。日テレは21時台のドラマも視聴率が振るっていないので、それも影響しているでしょうが、なかなか厳しい数字ですね」(民放キー局関係者)
同時間帯、TBSでは安住紳一郎アナウンサー(52)がMCを務め、脚本家の三谷幸喜氏(64)がレギュラー出演している『情報7daysニュースキャスター(Nキャス)』が放送されており、同日の世帯視聴率は10.4%、個人視聴率は6.0%、コア視聴率は2.7%だった。
この日の『Nキャス』の冒頭では、三谷氏が「安住さん、ついに始まりましたよ」と切り出し、安住アナが「言わなくていいですから。他局の新しい番組の話はしなくていいですから」と『news LOG』を意識したと見られるコントのようなやりとりもあった。
「スタート前は『Nキャス』のライバル番組になり得るかという話がされていましたが、『news LOG』は惨敗、というか勝負にもなっていないですよね。そして今、テレビ関係者の間で言われているのが視聴率以上に“内容がマズい”ということ。
番組はニュースの結果や結論だけでなく、そこに至る記者などの“LOG=取材の記録・プロセス”に焦点を当てていく、というコンセプトを掲げていますが、それに引っ張られすぎているのか、視聴者が見たい内容になっていないと指摘されているんです」(前同)
『news LOG』の初回では、アメリカ・ワシントン支局でトランプ大統領の動向を追う日本テレビの増田理紗記者に密着する模様、岩手県大槌町の山林火災のニュース、同日行なわれたミラノ・コルティナ五輪・パラリンピックのパレードとスピードスケート女子で銅メダル3個を獲得し、現役を引退した高木美帆氏(31)に姉・高木菜那(33)がインタビューする特集を放送した。
「テレビ関係者の多くが特に気になったのは増田記者への密着のようです。トランプ大統領への“囲み取材”で増田記者が質問をしようとしたもののできず、トランプ大統領を取材するのはあらためて難しいことだ――という内容が流れたのですが、アメリカの大統領への取材が難しいことは視聴者だって知っていますよね。その様子、裏側をあらためて見せられても、驚きはありませんからね。
取材の過程を見せる、といいますが、これが独占の直撃取材や潜入取材のような特別なものだったら“見たい”となりますが、他社の記者も大勢いる囲み取材の裏側を見せられ、“今回は質問できませんでした”では、視聴者は“何を見せられているんだ”となってしまいますよね。
密着は増田記者が仕事に真摯に取り組んでいるということがうかがえる構成でしたが、増田記者がバッチリとメイクをしていて美しいこともあり、それが気になってニュースの内容が入ってこないという指摘もありました。当然、増田記者に非があるわけではなく、彼女は普段通りの仕事をしているだけなのですが、“LOGを見せる”というコンセプトに引っ張られすぎているのではないかと意見が上がっています」(同)