■4月のフジテレビは再放送に次ぐ再放送で「キムタク祭り」になる!

 フジテレビの計画はこうだ。

《まず、『ぽかぽか』を短縮して空いた平日の1時間枠を“リピート枠”としてキムタクドラマを再放送する→興味を持った視聴者が『TVer』や自社コンテンツの配信サービス『FOD』へと流入する→『TVer』も儲けになるし、自社コンテンツ『FOD』の有料会員になってもらえれば、さらに直接的な収益となる》

 木村といえば、フジテレビを象徴する「月9ドラマ」では最多の“主演本数11回”を誇り、平均視聴率でも、2001年の『HERO』が34.2%、1997年の『ラブジェネレーション』の30.8%、1996年の『ロングバケーション』が29.6%で、月9の歴代最高平均視聴率トップ3を総なめしている。再放送する作品に困ることはないだろう。

「加えて、再放送では“その時期の新作ドラマに出ている役者の過去作”が注目されて数字がとれる傾向にあります。今回は、4月に木村さんの『教場』をやるわけですから、バラエティ番組にくわえて、『教場』放送中に“キムタクドラマ”をいくつも再放送する“キムタク祭り”を展開すれば、かなり効果的と言えそうですよね」(前出の芸能プロ関係者)

『教場0』は、木村にとって2014年の『HERO』シーズン2以来、9年ぶりの月9ドラマとなる。今回、『教場0』の制作にあたって、木村はこうコメントしている。

《ちょっと大げさな言い方になってしまうかもしれませんが、“フジの月9”っていうあの空気は、今回全部入れ替わると思います》

 1月のTBSを超える、4月のフジテレビで展開される”キムタク祭り”。木村にとっても、フジテレビにとっても、重要な月になりそうだ。