■『リブート』でやった2役同時共演が見られる?
商店街は見事に再生したものの、英人(高橋・1人2役)となった光誠(高橋・1人2役)が以前より変化しつつある自分に気づき、タイムパラドックスの歪みも見えてきた第3回。通常のタイムリープものでは、“歴史を変えてはダメ”が原則だが、本作は光誠の未来の記憶を利用して、あっさり変えたうえでのドタバタが魅力になっている。
この枠は全9話が基本なので、次回の第4話あたりから後半に向けて物語が大きく動きそうだ。おそらく、商店街の再生というテーマから、転生根尾とオリジナル根尾の2人がフィーチャーされるだろう。考察では、《根尾光誠…。こっちが英人になってる可能性ない??表情大人しいし、みんな尊敬して褒めてるし、昔の冷たい根尾光誠ではないみたい》など、根尾には英人が転生しているという声も多い。
これは、根尾の秘書になった英人の妹・英梨(横田)のセリフからも、根尾の性格が以前と違うことが匂わされており、その可能性は高い。根尾が英人に入れ替わっているなら、居心地の悪さを感じているはずだし、英人は元の根尾に戻りたくなっている。入れ替わりものの定番として、最後は元の体に戻るパターンだろう。
そうなると2人は協力せざるをえず、根尾を演じる高橋一生の同時共演となる可能性が高い。前期の話題作『リブート』(TBS系)で、悪徳刑事・儀堂歩(鈴木亮平/43)と、整形手術によって儀堂に成り済ましているパティシエ・早瀬陸(松山ケンイチ/41)が、同じ顔の男が同じ場面で対峙したのと同じ状態が見られそうだ。
入れ替わりの方法は、映画『転校生』など、多くの作品で使われている“階段落ち”だろう。X上でも《野本英人の魂は根尾光誠の中に転生してしまってバグってる!んで色々失敗をする、そしてラスト、あの神社の石段から野本英人に入った根尾光誠が自ら自分を突き落とし、互いの魂はもとの身体に戻る、転校生リスペクトと予想》と考察する声がある。
今回、英人となった光誠が、もう一度“階段落ち”をして元に戻ろうとしたが、怖くてできなかった。これは、次は自分ではなく、誰かを突き落とす伏線かもしれない。それは、26年にオリジナル根尾を突き落としたのは、転生根尾(英人)ということだ。
また、ほかの誰かの手によって、光誠が突き落とされた可能性もあり、それは英人の妹であり、光誠の秘書となっていて2人を知っている英梨かもしれない。次回は、半導体事業を通して英人として生きる光誠と、平成に生きる光誠の“2人の根尾光誠”が急接近するらしい。はたしてラストはどうなるか、今後の展開に注目だ。(ドラマライター・ヤマカワ)
ドラマライター・ヤマカワ
編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。