現在のテレビ各局では、“13~49歳”に的を絞った個人視聴率である「コア視聴率」が最重視されている。スポンサーにとって重要な、購買力のある層の数字のため、これを確保できれば高単価のCM獲得につながる、ということだ。
そして、4月2週(10~16日)のコア視聴率からは、“あの伝説のグループ”の変わらぬ強さがあらためて再認識できたという。
「4月2週は、“SMAPは健在”というところを見せつけてくれました。というのも、元メンバーが出演していた番組のコア視聴率が非常に好調だったんです。とりわけ、放送前から話題を集めていた、木村拓哉さん(50)主演の連続ドラマ『風間公親ー教場0ー』(フジテレビ系)の初回は、“月9復活”と言える数字を残しました」(制作会社関係者)
かつてはテレビドラマの象徴とも呼べる枠だった“月9”だったが、近年は視聴率の苦戦を強いられていた。直近では今年1月クールに放送していた北川景子(36)の主演ドラマ『女神の教室ーリーガル青春白書―』はコア視聴率2%前半(関東地区/ビデオリサーチ調べ)を記録。
しかし、4月10日にスタートした『教場0』は、コア視聴率4.0%と、倍近い数字を叩き出したというのだ。
さらに、『教場0』の直前に放送していたバラエティ番組『ネプリーグ』にも木村や『教場0』のキャスト陣は参加していたが、同番組のコア視聴率は3.1%という良い数字だったという。
「『教場0』は木村さんだけでなく、新人刑事役に赤楚衛二さん(29)が出演していたのも大きいかもしれませんね。初回30分拡大SPで、瓜原刑事(赤楚)が風間指導官(木村)の冷徹な指導を受けて成長していく様子や、最後の最後に大失敗をしてクビ寸前まで行く様子などが描かれました。
木村さんには“視聴率男”の異名がありますが、その名に恥じない素晴らしい数字を出してくれましたね」(前同)