4月24日、『ドン・キホーテ』を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下PPIH)の新業態『ロビン・フッド』の1号店が愛知県あま市で開業した。『ロビン・フッド』は「スーパーみたいで、スーパーじゃない」をコンセプトに掲げるディスカウントストア。売り場の約6割を食品、残りの約4割をコスメや雑貨、日用品など、一般的なスーパーの3倍以上の面積で商品を展開している。

「オープン当日、午前9時の開店を前に約500人が並び、開店から2時間たっても入店待ちの列が途切れませんでした。ロビン・フッドは、いわば”食品強化型ドンキ”のような存在。85円のおにぎりや214円のうどんといった激安の惣菜が注目を集めています」(全国紙経済部記者)

おにぎりコーナー
おにぎりコーナー ※画像提供/PPIH

『ロビン・フッド』が注目を集めているのは、安さだけではない。買った商品が「おいしくない」、「想像と違った」など、利用者が商品を気に入らなければ返品できる「後悔させま宣言」というサービスを実施する。なんと、食べかけの食品であっても返品が可能だという――。なぜこのようなサービスを実施するのか。店は損をしないで済むのか。『ロビン・フッド』の実態について、PPIH広報担当者に直撃した。

「ロビン・フッドは、コスパやタイパの追求だけでなく、お客さまの暮らしに寄り添うことを目指しています。既存のドン・キホーテは、宝探しのようなドキドキワクワク感を提供する”時間消費型”の店舗です。一方ロビン・フッドは、お得で効率がいい買い物体験を重視した設計になっています。お買い物時間を短縮し、無駄な出費を抑えることで暮らしにゆとりを生み出します」

 初めて手に取る商品でも安心して消費者が購入できるようにするための目玉策となるのが、返品サービス「後悔させま宣言」だ。一体、どのような意図で行われるのか?

後悔させま宣言
後悔させま宣言 ※画像提供/PPIH

「“後悔させま宣言”は、新しい商品を手に取る際の“失敗したら嫌だな”という不安を解消するために企画されました。ただ商品を販売するだけでなく、購入後の満足度まで責任を持つ。“迷ったらまずは試してみる”という前向きな選択ができる環境を整えることで、お客様により豊かなお買い物体験を提供したいと考えています」(前同)