現在31歳で、都内のメガバンクに勤務する川本希さん(31・仮名)。学生時代から交際していた東大卒の彼氏と7年前にゴールインしたものの、1年前に離婚したばかりだ。2人の間に子供はおらず、現在は次なる“優良物件”を見つけるべく奮闘中。同僚や友人に出会う度に「いい人いない?」と尋ねて回る日々だという。
川本さんは都内の名門都立高校から私立の女子大に進学。大学時代に所属したインカレテニスサークルで後に旦那となる東大生の彼氏をゲットした。年齢は同い年だが、理系の彼氏は大学院に進学し、川本さんは就職した。自分が社会人として働き始めると彼氏と会える時間も少なくなることを危惧した川本さんは、卒業後は同棲生活を見据え、一都三県に配属先が限定される“地域総合職”に狙いを定め就職活動を展開。その結果、見事狙い通りメガバンクの“地域総合職”の内定を勝ち取った。
「大学受験のときの第一志望は慶応大学。そこに落ちて、浪人しようかとも考えたんですけど、“女の子が浪人は……”と思って私立の女子大に進学したんです。高校は1学年300人ほどでしたが進学校だったので、同級生は国立大学への進学組や私立は早慶だらけ。女子大に進学したのは私を含めて10人ぐらい。まあ、ぶっちゃけ落ちこぼれ枠です。だから彼氏は絶対、慶応以上の大学に通っている人じゃないと、なんだか“負けた”気がするので、東大のサークルで、他大生も入れてくれる“インカレ”に入り彼氏を探しました」
生来顔立ちが整っていた川本さんは大学入学後にメイクやファッションを研究し、街中を歩けば異性から声をかけられることもある美貌へ進化。インカレでも自身の狙い通り東大生の彼氏をゲットする。しかも川本さんが憧れる「理系」だ。
文系の川本さんは「理系は頭が良くてカッコいい!」と、彼氏の存在が周囲へ大きな自慢になった。何かの記念日につけて2人で食事をしたり、旅行をしたりして愛を育んだ2人が結婚したのは、川本さんが大学を卒業した翌年だ。
「最初は収入がある私が彼を養う格好でしたが、夫は何といっても理系東大院生。周囲にも“将来有望で羨ましい”と言われたものですし、私もそう信じていました」
そんな彼は大学院で修士課程を終えると、国立の研究機関へ就職。名前を聞けば誰もが知る研究機関だけに、給料も高く生活に不自由はしないと思われたが――川本さんは徐々に不満を募らせていく。
「まず、国立なので給料はそこまで高くないんですよね。彼の同級生なんかは、シンクタンクとか外資銀行、コンサルに勤めていて30歳ぐらいで年収1000万もザラなのに、彼はお金に興味がないみたいで……。同じ研究職でも、友人の夫はアメリカに本社がある製薬会社に勤めているからニューヨーク暮らし。海外生活ってなんだかカッコよくて、いいな~と。都内の下町でつつましく暮らしているのが悲しくなってきちゃった。あ~あ、東大卒なら優良物件だと思っていたんですけどね~」
現在、彼女の理想は「私に“働かなくてもいいよ”と言ってくれる人」。収入あるいは資産がたっぷりあって、甘やかしてくれる人ということである。そのうえで、「外資系や英語を使う仕事、医者、弁護士とか、みんなから”すごい“と言われるような人」がいいのだとか。