■東大卒の夫は“理想”だったはずなのに…

 理想の相手と巡り会えたはずなのにバツイチとなってしまった川本さんの原因は、どこにあるのか。結婚相談所「最短結婚ナビ」を運営する婚活カウンセラーの鎌田れいさんに解説してもらった。

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 川本さんの「私に“働かなくてもいいよ”と言ってくれる人」という理想は、自分に対するコンプレックスの裏返しですよね。「行きたい大学に行けなかった」というコンプレックスを、社会人になってもずーっと引きずっているように見受けられます。

 良い大学に行けば「勝ち組」になれるはずの競争に、一回「負け」ている。そこからいかに勝ち組にいくかという時、川本さんは自分の行動力で勝ち取るのではなく、人の努力を利用して勝ち組に「見せたい」だけなんですよね。

 いつも世間からどう見られるかを気にしている見栄っ張りタイプで、「すごい」といわれることで幸せを得る。東大の彼氏がほしかったのも簡単に一発逆転ができるからですし、結婚にしても、華やかな夫婦にみられたい。

 ただ、結婚生活の実情は日々の生活であり、地味なものです。かつ、生活をともにするわけですから、相手に幸せにしてもらおう、スポンサーになってもらおうという考えでは、幸せな結婚はできないんですよね。川本さんも、相手にもらおうとするばかりじゃなくて、自分が何をできるか、何をしてあげられるかということを考えないと、相手が誰であれ結婚生活は破綻するでしょう。

 川本さんは、もう少し肩の荷を下ろすといいのではと思います。負け犬からの一発逆転を狙おうとしているけど、そもそも負け犬だと思っているのは自分だけかもしれない。受験の失敗も良い経験だったと思えるようになったら、学歴や経歴を相手に求めなくなって、自分としてもラクに生きられるのではないかと思います。

鎌田れい
結婚相談所「最短結婚ナビ」を運営する婚活カウンセラー。また婚活ライターとして、『仲人はミタ』(東洋経済オンライン)『仲人白書』(週刊女性prime)オトナンサーなどで、婚活記事を連載中。自身も30代の時に婚活で結婚。3人の子どもを持つ母。