SNS上にはびこる「性的コンテンツ」。収益化を目論み、プラットフォームの"抜け穴”を画策する動画が蔓延するなか、“手の動き”だけの動画も「アウト」認定されたようで――。

 今回、チャンネルが削除されたのは登録者数約1.6万人、27歳の男子大学生が運営していたYouTubeチャンネル「ごくごく普通の男子大学生」。5月6日に、今年2月に公開していた“手の動き”を撮影した動画が物議を醸したのだ。ITライターが言う。

「YouTubeは性的コンテンツを厳しく取り締まっていますが、その規約の抜け穴を狙ったような動画も数多く投稿され、いたちごっこではあります。数年前には、女性がノーブラで屋外を散歩する動画や、搾乳機の使い方をレクチャーするという目的で、搾乳機とともに胸を出した動画が多数投稿されました。搾乳動画は“教育目的”であることを謳うことで、"性的コンテンツ”ではないという主張でしたが、有料サイトへの導線となっていることが規約違反とされ、片っ端から削除されました。

 一方で、今度は音声に着目し、行為を匂わせるようなASMR動画が散見されるのが現状です」

 そうしたなか、「ごくごく普通の男子大学生」は「女性向け」を銘打ったASMR動画や、手の動きを映した動画を多数投稿していたのだ。

 たとえば、5月3日には、《女性でもできる簡単な筋トレヨガ動画》という説明で、『【実写】両手を使ったてろてろてろーんな指の動き【女性向け】』という動画を公開。手の動きが映し出される動画で約26万再生を獲得している。

「同チャンネルが2月に公開していた『【実写】大人の優しい手の動き【女性向け】』というタイトルの動画は、《手の動きによる癒しのリラクゼーション用動画》という説明のもと、無言で手だけを動かしているものでした。実際に動画を見ると、性行為を思わせるようなものであることは明らか。5月6日までに100万回以上も再生され、ネット上でも話題となっていました。各動画の説明欄が“筋トレ”や“癒しの水音”などと書かれているのは、規約を回避するための“工夫”でしょう。」(前同)