■役作りで“20キロ減量”した鈴木亮平は「自分の人格が変わっていくのがつらい」と告白

 思えば、ひょうろくや川口に限らずこのところ俳優が役作りで激ヤセをして、その姿が話題になることが多い。たとえば吉沢亮(32)は、高石あかり(23)主演のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(25年後期)で“結核で余命わずかな青年”を演じるにあたり、1か月で約13キロもの大幅な減量を行なったことが話題となった。

 当時、制作統括の橋爪國臣氏は《もちろんトレーナーさんが付いていて、安全な範囲内ですが、久々にお会いした時は我々も心配するぐらい。声もかすれていて》と、安全面には配慮したうえで減量したとコメントしていたが、想像を超えた痩せ方だったともコメントしている。

 俳優がそういった過酷な減量を行なうと、“役者魂が凄い”と多くの絶賛の声が上がる一方で、

《10kg減量とか“役作り美談”にされがちだけど、普通に健康面心配になるラインだよね。こういうの称賛一択の空気ちょい怖い》
《俳優さんが役作りの為に急激過ぎる減量や増量するのを凄い!役者魂!凄い!って称賛するの本当はあまり良くない事かもな?って思うなどした。健康に良くない事だし、〇ヶ月で〇キロ痩せたとか騒がれると、あの俳優さんが出来るなら自分もやっても大丈夫だよねって若い人が真似したりとか怖いなーと》
《個人的には、役者さんの役作りの為の過度な減量はいくらきちんと医療関係者の監修の下管理してやっていたとしても、すごいとは思うけど称賛はしたくないかなぁと思う。見た目の説得力もある程度は必要だとは思うけど》

 などと、近ごろでは疑問を抱くという声も寄せられている。

 基本的に俳優が役作りをする際には、周囲に信頼できるマネジャーやスタッフ、そして専門家がいる。短期間での体重の増減が身体に負担がかかることは覚悟したうえで、安全面に配慮して肉体改造を行なっているのだ。

 過去には、鈴木亮平(43)がドラマ『天皇の料理番』(TBS系/15年4月期)で20キロ減量した際を振り返り、健康検査こそ問題なかったが、「怒りっぽくなるのが最初にきて、それから無になって、朝も2時ぐらいに起きて、それから何もない0の状態になる。体力も人の愛情も何もなくなり、寝たきりになる。自分の人格が変わっていくのがつらい。食べ物のことしか考えられなくなる」(17年1月放送のNHK『あさイチ』)という、危険な精神状態だったことを明かしている。

 俳優、芸能人の仕事のための急激な減量は、一般の人たちは決して真似はしてはいけないのは確かだ。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。“考察ドラマ”だらけの4月期ドラマに期待している。