見上愛(25)と上坂樹里(20)がダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説『風、薫る』の第6週(5月4日~8日)平均世帯視聴率が13.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったことが明らかになった。朝ドラは祝日になると視聴率が低下するため、放送期間がゴールデンウイーク(※4、5、6日が祝日)であったことも関係しているだろうが、第2週(4月6日~10日)の平均13.5%を下回り、週平均視聴率のワースト記録を更新してしまった――。

『風、薫る』は、明治時代に実在した看護師の大関和と鈴木雅をモデルした物語。西洋式の看護教育を受けた一ノ瀬りん(見上/史実の大関)と大家直美(上坂/史実の鈴木)が、日本初の専門看護師となり、最強バディとなっていく物語。

 第7週(5月11日~15日)では、りん、直美たちの帝都医科大学付属病院での実習がスタート。看護婦見習いとして働き始めた彼女たちだが、現場の看病婦(※専門的な訓練を受けていない従来の看護婦)には歓迎されておらず、医者たちには見下され、患者とのコミュニケーションもうまくいかず――という物語が展開中。

 5月12日放送回では、古川雄大(38)演じる外科教授・今井益男、坂口涼太郎(35)演じる助教授・藤田邦夫、平埜生成(33)演じる外科助手・黒川勝治が初登場。3人とも朝ドラの常連俳優であること、彼らによる「総回診」が、往年の医療ドラマ『白い巨塔』を意識した撮り方であることなどが話題となった。

 12日放送にはそんな“盛り上がりポイント”もあった『風、薫る』だが、やはり視聴者からの“つまらない”という厳しい感想が目立つ作品でもある。

 その理由の1つとしては、看護婦見習いたちが冷遇されていることもそうだが、基本的に主人公たちを取り巻く登場人物たちの性格があまり良くないことが挙げられる。まだ “看護婦は卑しい職業”という偏見が強かった時代であることを抜きにしても、登場人物同士で口論になったり、りんたちが様々な流れで悪態をつかれたり、蔑まれたりする場面が多く、視聴者からも、

《直美も脇役もモブも、誰かが悪態をつかないと作劇できないスタイルはいい加減に改めた方がいいと思います》
《なんか人間関係のわかりやすいギスギスが好きなのかな脚本の方》
《あからさまに嫌み言うやつをたくさん登場させて主人公たちが苦労する様子を見せたいだけだよね?》

 といった声が寄せられている。

 そしてもう1つの要因として、“脇役の弱さ”を指摘する声も。同作にはりんの母親役の水野美紀(51)、りんと直美が看護師になるきっかけを与えた女性・大山捨松役の多部未華子(37)など演技力はもちろん、タレント的な人気もある俳優は登場している。

 しかし、主人公が看護婦養成所の寮生活に入ったことで、前述の2名の出番は激減。第5週(4月27日~5月1日)からは生田絵梨花(29)、菊池亜希子(43)、中井友望(26)、原嶋凛(18)、木越明(26)演じる5名の看護婦見習いがりんと直美の同窓生として登場している。