■石坂・宮近海斗とのシーンに注目
また、工場長・辛島貞夫(長江)に、妻・ふみ(仙道)が「あなたは心配しなくていい」と語りかけていたのも気になるが、両親殺害の実行犯としては、今のところ町中華「もっちゃん」の店主・茂木幸輝(山中崇/48)が有力。さらに、元新聞記者の質屋・足利晴子(井川遥/49)を疑う声も多い。
気になるのは、《1つ目の事件…事故ではなく復讐。2つ目の事件…生活苦による犯罪、そして仲間の裏切り。現在の事件が、過去の事件のヒントになっているような気がします》という声があること。もしそうであれば、本筋の両親殺害事件とともに、現在の事件も力が入った複雑な作りになっているのもうなずける。
序盤では「時効」がやたらに強調されていたが、前回、今回と、あまりその言葉が出てこなくなっていた。前期の刑事ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』(フジテレビ系)でも、犯人が海外にいたため時効が無効だったというエピソードがあったが、こちらも同じく、犯人は海外に逃げて時効は成立していないという展開はありそうだ。そうなると物語は一気に動き出す。
実は今回、真(岡田)が「犯人は海外に高飛びしたかも」と言ったとき、安直にツッコんできた後輩刑事・石坂(宮近海斗/28)にキレて胸ぐらを掴むシーンがあったのだ。正直、真がそこまで突っかかる必然性は感じられず、これが本筋の両親殺害事件のヒントになっている可能性は十分にあるだろう。
とはいえ、真犯人に関するヒントはまだ少ない。ここは、毎回描かれている現在の事件エピソードに注目していると、だんだん真相が見えてくるかもしれない。次回、国立大学の理事長の死と、大学受験の闇が描かれるようだが、本筋にどう絡ませてくるか注目だ。(ドラマライター・ヤマカワ)
ドラマライター・ヤマカワ
編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。