■第1話に隠された重大シーン
31年目前に山岳事故で車椅子生活をしていたふみ(仙道)は、足の手術を終えて山岳写真家に復帰。個展を開くまでになっていた。大人になった稔の訪問を快く受け入れたものの、津田(飯尾)の話になると表情が一転。津田という知り合いはいないと語る。
稔は、工場長だった辛島貞夫(長江英和/67)にも話を聞こうと試みるが、体調不良だという貞夫はなにも話すことなく自室に去る。辛島家が津田と関わりがなかったことに稔は落胆するが、どうやらそれは真実ではない――。
稔が帰宅した後、ふみが貞夫に語りかけるシーンが映る。
「大丈夫よ。あなたは、何も心配しなくていいから――」
なにについてか明言はない。だが、おそらくふみは津田を知っている。そして、田鎖夫婦殺害にも関わっているのか? この姿についてX上では、
《ふみが犯人の可能性高まってきた》
《あのときも、実は歩けたんじゃね?》
など、ふみを怪しむ意見が飛び交っている。ふみ犯人説を後押しする要素は他にもある。
田鎖兄弟が第3話から追う放火殺人事件、ならびにその元凶となった金塊強奪事件の黒幕は、男性ではなく女性だった。『田鎖ブラザーズ』では、各話で起きる事件が両親殺害事件のヒントになっている。すると、両親殺害の真犯人も女性の可能性が高い。これに関しては、ストーリーの外からもヒントが与えられている。
4月24日に配信された『TVガイドWeb』で、主演の岡田と染谷が『田鎖ブラザーズ』についてインタビューを受けている。注目は、染谷のコメントだ。
「かなり核心に近い伏線も第1話からすでに映っているので、ぜひ注目してみてください」
そのシーンとは、一体何か?
第4話の事件で、犯人が女性だと判明した理由の一つが刺殺された遺体の傷の浅さだった。強い殺意があるなら、本来、刃先は深くまで差し込まれる。遺体の数箇所に浅い傷があったのは筋力が少ないからであり、女性の犯行ではないか? という推測だ。