■“3年ぶりキー局番組”も、ダウンタウンの番組が選ばれていた

 稲垣、草なぎ、香取慎吾(46)の3人は2016年末にSMAPを解散し、翌2017年にジャニーズ事務所を退所。新しい地図として再スタートを切ったが、一時期は地上波の露出が激減していたことで知られている。

 2019年7月に「民放テレビ局などに元SMAPを出演させないように圧力をかけていた」という疑いでジャニーズ事務所に公正取引委員会の注意が入ったことが報じられていたのも、記憶に新しい。

「現在も新しい地図に限らず“辞めジャニ”をめぐっては民放キー局を中心に根強い忖度が続いていますが、新しい地図の活動当初は、いま以上に彼らがタブー視されていた時期でした。

 代表的な例では、2017年11月に今年著しい活躍を見せた男性を表彰する『GQ MEN OF THE YEAR 2017』の授賞式の件があります。同イベントには新しい地図も登壇していましたが、『スッキリ』(日本テレビ系)が会場の様子を中継した際に、まるで最初から彼らがいなかったかのように徹底して存在をカットされた。これにMCで極楽とんぼ加藤浩次さん(53)が苦言を呈したことがありましたね」(前出のワイドショー関係者)

 しかし、SMAP解散からちょうど3年後の2019年末に、そんな新しい地図の状況を一変させた番組があった。それは――。

「『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の年越し特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』です。この番組でSMAP解散後初めて、新しい地図は“3人そろって地上波キー局の番組に出演する”を成し遂げました。その内容は、もう完全に振り切っていましたよね(笑)」(前同)