■ベッキー、原田龍二……“タレント再生工場”に地図も救われた

 草なぎは“ブリーフ一丁で『全裸監督』の村西とおる監督のモノマネ”。香取は“極端なミニスカートを履いて、パンツを見られるのを過剰に嫌がる生徒指導の先生”、稲垣は“どぶろっくと『大きなイチモツを下さい』を歌う”という強烈なネタを披露。

 さらに、最後は3人が集合して『世界に一つだけの花』を歌うと見せかけて、草なぎを象徴するCM『1本満足バー』のフレーズを歌うネタを披露し、出演者や視聴者たちの腹筋を崩壊させていた。

「『笑ってはいけない』がキッカケで、3人の大きな存在感や、しっかり笑いを取る高いタレント性が再認識されましたよね。

 何より、芸能界トップの立場にある松本さんの番組に出演したことで、忖度の空気は一気に薄れた。

『ハイスクール24時』翌年の2020年以降は、香取さんが『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)で独立後初の連ドラ主演を果たしたり、草なぎさんが『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出たり、明らかにテレビ番組で目にする機会が増えましたよね」(前出のワイドショー関係者)

『笑ってはいけない』は、不倫騒動で好感度が急落したベッキー(39)、原田龍二(52)、袴田吉彦(49)や、パワハラ騒動を起こしたTKO木下隆行(51)などに身体を張らせる“ミソギ”を行なわせ、復帰の手助けを行なう“タレント再生工場”の側面を持っている。新しい地図は不祥事を起こしたわけではないが、『ガキ使』の出演が“救済”となったのは間違いないだろう。

「忖度を無視したように新しい地図を“起用”したダウンタウンさんの株も、うなぎ登りでしたよね。

 そして今回、稲垣さんが“聖地”であるお台場のスタジオに戻ってきたのも、やはりダウンタウンの松本さんの番組。強烈な絆を、感じずにはいられませんね」(前同)

 SMAP×ダウンタウン、日本芸能界のトップの両者の組み合わせは、やはり最強のようだ――。