■平成の文化が令和の感性で再燃!

「最近では“平成女児”カルチャーの熱気がさらなる追い風となり、かつての“シール交換”文化が令和の感性で再燃しています。特に、ぷっくりとした立体感とツヤが魅力の『ボンボンドロップシール』は、発売からわずか1年半ほどで1300万枚超を出荷する爆発的ヒットを記録。現在も品薄状態が続いています。

 また、マクドナルドが平成初期のヒットメニューを復活させたり、平成の男子高校を舞台にしたショートドラマ『平成みたいだ』がSNS累計再生数1億回を突破したりするなど、平成という時代が持つポップな熱量が、若者たちにとっても魅力的な体験としてアップデートされています。展示やイベントという形で『平成』に触れる機会が増えるにつけ、ノスタルジーではない、“令和のトレンド”としてリブートされていくのではないでしょうか」(エンタメ誌編集者)

 ネット上でも、

《まだ平成終わって7年しか経ってないのにレトロって言われるのか》

《ギャルブームやプリクラ交換も復活しそう》

《平成は活気があり、明るい時代だったからね。令和は暗い話題ばかりだから回顧したくなるのもわかる》

《良い文化だけどレトロ化されるサイクル速すぎないか?》

《アニメも何もかも急に昔の続編とかリメイクとか増えてきて、新しいものじゃ人気でないんだろうなぁと思ってしまう》

 といった、さまざまな声が聞かれます。

 こうした平成展での体験はSNSを通じて外へと広がり、当時のファッションやメイクを現代風に楽しむ「平成レトロコーデ」の流行も加速。今や平成ブームは一過性の流行という枠組みを超え、新しい楽しみ方を持つ一つの文化として私たちの日常に定着しつつあります。

「平成展」は親世代にとっては色あせない思い出として、若者にとっては新鮮な驚きとして「あの熱気」を共有できるタイムカプセルなのかもしれません。

戸田蒼(とだ・あおい)
トレンド現象ウォッチャー。
大手出版社でエンタメ誌やwebメディアの編集長を経てフリー。雑誌&webライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。