■逸材を続々輩出する金沢学院大相撲部!

 こういう体に恵まれた力士がいる一方で、元幕内・炎鵬が3年ぶりに十両に復帰するという、めでたい話題もあった。

 頚椎損傷で「ドクターストップ」がかかり、序ノ口まで陥落して、十両まで這い上がってきた力士は、史上初だ。ちなみに照ノ富士、宇良は序二段からの復帰だった。移籍した先の伊勢ヶ濱部屋では、相当つらい思いをしたとも聞く。

 首のケガは一生、付き合っていかなければならないだろうが、初日の相撲などを見ていると、以前のように相手が嫌がる相撲を取って、自分から懸命に攻めていた。よっぽど気持ちが強くて、「相撲愛」があるんだろうな。

 炎鵬は、金沢学院大学相撲部の出身だが、このところ、同大学から逸材が次々に入門している。今場所幕下付け出しで初土俵を踏んだ、大森(追手風部屋)は昨年度全日本相撲選手権で準優勝した実力者で、引退した遠藤(現・北陣親方)の後輩でもある。185センチ、120キロの細マッチョで、イケメン。また、可貴(追手風部屋)、篠(金沢学院大4年)も見逃せない。

 金沢学院大旋風にも、期待したい。

貴闘力忠茂(たかとうりき・ただしげ)
1967年9月28日、兵庫県生まれ。二子山部屋(入門時は藤島部屋)入門後、83年に初土俵。最高位は東関脇。2000年に幕尻(前頭14枚目)で初優勝する。02年に引退し、大鵬部屋の部屋付き親方となるが10年に野球賭博関与のため日本相撲協会を解雇される。現在は焼肉店『ドラゴ』を経営。