■評価する声の一方で「演出という名のノイズが邪魔」の声も……

 前述の通り『サバ缶』は人気俳優の北村が主演。題材もキャッチーで、放送前には“面白そう”だという声も少なくなかった。現在も主人公教師・朝野峻一役の北村、もう1人の主人公的存在であるJAXA職員・木島真役の神木隆之介(32)、出口夏希(24)、中川翼(20)ほか数多くの生徒役の俳優たちの演技には、

《北村匠海と神木隆之介が真剣に向き合うこの回(※第5話)、本当に凄かった。このレベルの演技をテレビで無料で観ていいのだろうか…》
《あまりにも登場人物みんなピュアで、青春で、美しくて、人情的で、あったかくて…気づいたらボロボロ泣いてた》

 といった、好意的な声が多い。

 しかし――12年間(2006年~2018年)の物語を描くにあたり、物語が駆け足気味なところがあり、第5話で主人公の教え子である2期生たちが卒業。

 また、学園ドラマとしては登場人物たちや周囲のイベントが非常にリアルな感じで、良くも悪くも“ドラマチック”な感じではないところがある。また、星空や宇宙を強調するCGや、独特のカメラワークなどの演出には不評も少なくなく、

《サバ缶飛ばすのに12年かかってるからこのスピード感は仕方ないけど駆け足感が否めない!朝ドラで扱ってもいいくらいのテーマだよな〜》
《脚本が大雑把でひとつひとつのエピソードがサッサと片付けられてまうから感動出来ひんのよ…時間軸が長いからしゃあないんやけど…》
《うーん、やっぱり演出という名のノイズが邪魔。まあ月9だしアオハルっぽくしたいのはわかるけど…》
《宙がCGなのがいまだに気になる…》

 といった、厳しい声も寄せられている。

『サバ缶』の物語は5月18日放送の第6話から「3期生」編に突入する。“1年前の東日本大震災”によって心が荒れてしまった生徒も登場すると予告されていることから、舞台は2012年だと見られる。話数的には折り返し地点だが、2018年の「サバ缶」完成までまだ6年ほどかかることになるが――ここからの盛り返しに期待したい。