■太川とぶつかりまくった生駒

 生駒が出演していたのは、蛭子能収(75)も出演していた『北海道横断!太川蛭子のバス旅2019 第4弾』。

 当初は“蛭子、生駒、太川の3人とも亥年”という要素や、“AKB48と漢字グループ(乃木坂46や欅坂46など)の関係性”などの話題で和気あいあいとしていたが、お昼ご飯のあたりから雲行きが怪しくなっていた。

「本州ではレアで、北海道を拠点にしているコンビニ『セイコーマート』のお弁当が食べたい生駒さんと、ラーメンを食べたい太川さんの間で意見が割れたんです。

 それだけならよかったのですが、問題は太川さんが“じゃあいいよ”と譲ってくれたのに、生駒さんが“どっちかあればそっちを。臨機応変に”と言い出してからでした」(前出のワイドショー関係者)

 どっちつかずの返答に太川はイライラを募らせ「両方チャンスがあったら、(ラーメンとセイコーマート)どっちを取る?」と尋ねると、

「その時に考えますけど、まぁラーメンですかね。セイコーマートはチェーンがあると思うから」

 と、なぜ太川のラーメン案を渋っていたのか分からない回答。

 バス内の殺伐とした空気は画面からも伝わってくるもので、横に座っていた蛭子は気まずそうにドン引きして無言で頭を掻いており、「何この空気! 大丈夫なの!?」と、ナレーションが心配していたのだ。

 その後も“太川の意見に生駒がいちいち反論し、空気が悪くなる”という事態が続いていた。

 1つは、夜のバスで「人生は無駄な時間も必要」と話す太川に生駒が真っ向から反論して、「そんなに君完璧に生きてるの?」と明らかに苛立ち交じりのトーンで返された場面。

 もう1つは、雨が降るなか徒歩で歩かなければならないという説明の際、ウォーキングシューズを用意していなかった生駒に「毎回、マドンナの人(ゲスト枠)には“歩ける格好で”って言ってるはずなんだけど……」と太川がボヤくと、「だから、これが歩ける格好なんですけど。ただ、山を越えるなんて衣装さんも誰も思っていなかったから」と、やはり反論していたのだ。

 この回での両者の相性の悪さは視聴者にも強い印象を与えたようで、

《(※別の回が放送時に)これは、生駒さんを越える太川さんが損するキャスティングなんじゃないの?…》
《生駒と太川の相性が激悪くて、過去に無いくらい後味の悪い路線バス旅になってる。》
《うわ、太川・生駒の相性がよくない。リーダー短気だからなー。若い子なんだから察してあげなよ》

 といった声が、SNSに多く寄せられていた。

「最終的にゴールした際や、けん玉ゲームに挑戦した際などは3人とも楽しそうにしていたのですがね……。

 今回の“2度と『バス旅』で共演したくない”のタレントについては“ピー音”で伏せられていて、太川さんたち収録現場の人たちしか知りようのない話ですが、多くの熱いファンがいる『バス旅』なだけに、気になる視聴者は多いでしょうね」(前同)

 数十キロを歩くこともある過酷すぎるバラエティ番組『バス旅』。体力の限界のなかで、感情がむき出しになってしまうことも仕方ないことなのかも……。