■“イクメン”榎並アナ復帰の『イット』はTBS『Nスタ』を追う体制に
前出の制作会社関係者が続ける。
「榎並アナは好感度抜群で主婦層にファンが多いんですよね。若手ADにも分け隔てなく接してくれますし、2021年8月に新型コロナウイルス感染者の妊婦が入院ができず、自宅で出産した乳児が死亡したニュースの際は涙ながらに伝えた熱い人でもあります。
同年9月には第1子男児誕生に合わせて3週間の育休を、25年9月にも第2子女児の誕生に合わせて約3か月の育休を取得するなどイクメンパパという一面も、生活情報をよく扱う夕方のニュース番組にはピッタリですよね。ただ、新体制になっても『イット』の数字はまだ良いとは言えないですね」
夕方の情報報道番組では『news every.』が世帯視聴率7~8%ほどで同時間帯視聴率トップ。テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』とTBSの『Nスタ』が6%前後を推移し、『イット』は4%ほどと引き離されている。
「3月末から4月にかけ、京都・南丹市でのセンセーショナルな事件があり、『イット』もこの時期は数字を伸ばすことになりましたが、その後は他局の後塵を拝しているのが現状です。ただ、好感度が高い榎並アナ、山崎アナ、遠藤アナがMCに就任し、特に現状3番手のTBSの『Nスタ』を追うような体制にはなりつつある。そして、『イット』の躍進に必要なのは榎並アナのさらなるブレイクではないかとも言われています。
子煩悩なパパキャラで、インスタグラムには子どもとの写真も頻繁にアップしていて、5月18日にもお台場のフジテレビ本社をバックに“スイカ柄”の服を着た愛娘を抱きかかえる親子ショットを投稿していました。そんな榎並アナの名前が今まで以上に売れ、好感度もより上昇すれば、『イット』を見よう、となる人も増えるでしょうからね」(前同)
その『イット』に追われる立場になったのがTBSの『Nスタ』だ。
「25年3月にホラン千秋さん(37)が番組を卒業してパワーダウンしたという指摘もあり、実際に視聴率も下がってきている感じですね。
引き続きMCを務めている井上貴博アナ(41)は、TBSでは安住紳一郎アナ(52)の次に名前が知られる男性アナで、その発言も何かと注目を集めます。京都・南丹市の事件の報道のあり方についてのコメントも話題になりましたよね」(同)
4月20日放送の『Nスタ』に出演した井上アナは、事件を巡る報道について「なぜ、こういった事件が起きてしまったのか事実に基づいてお伝えするのは私は大切だと考えています。ですが、必要以上に時間を割いてお伝えするのは違う」と持論を展開。
その上で、「スタッフとも話し合いを行ないました。そこで今日はですけれども、新たにわかったこと、ここに焦点を絞ってお伝えするということ」と番組の考えを伝えた。
「他の番組のキャスターやコメンテーターも京都の事件の報道のあり方に疑問を呈しましたし、井上アナの発言や『Nスタ』の方針に賛同する視聴者も少なくありませんでした。一方で同業者からは“だったらTBSは事件自体を取り上げることをやめるべきでは”という意見もあったんです。
井上アナは“必要以上に時間を割いてお伝えするのは違う”とコメントしましたが、『Nスタ』でも事件は報じたわけで……“矛盾があるのでは”ということですよね。今、井上アナの発言には、同業者、そしてテレビ界の多くの人が注目をしているといいますね」(同)
日テレ・森アナ、フジ・榎並アナ、TBS・井上アナ――三者がMCを務める民放キー局の夕方のニュース番組バトルは、今後も熾烈を極めることになりそうだ。