1949年のNPB設立以降、いまだ誕生していない4割打者。その前人未到の偉業の達成を期待されているのが、阪神タイガースの佐藤輝明(27)だ。
「開幕から爆発的なペースで打ちまくり、一時は打率.405を記録しました。
5月10日のDeNA戦では、リーグ最速の10号アーチを放ちました。試合終了時点で、打率.377、10本塁打、30打点など、打撃10部門でトップです」(スポーツ紙デスク)
他球団の投手陣から“投げる球がない”と恐れられるほどの無双状態に入った“サトテル”は、レジェンドたちに比肩されるほど手がつけられない。
「過去のNPBで最も“4割打者&三冠王”に近づいたのが、ランディ・バース。86年のバースは2年連続三冠王を達成。打率は史上最高の.389でした。
打率で、これに続くのがイチロー。渡米前年の2000年に.387を記録。今の佐藤は、これらに匹敵する活躍です」(前同)
ただ、そんな佐藤も当初は粗さの目立つ選手だった。
「入団1年目からレギュラーで24本塁打を放ち、新人王を獲得した一方で、打率は.238でした。三振数は173。終盤には59打席連続無安打で、NPB野手ワースト記録に並びました」(同)
では、今季覚醒の理由はどこにあるのか。とある球団関係者は、こう言う。
「もともとパワーこそメジャー級だったが、高校、大学と強豪校でプレーしていなかった彼は、技術がまったく追いついていなかった。プロレベルの練習を積み重ねて6年。ようやくポテンシャルに技術が追いついたんです」(スポーツ紙記者)