4月28日に行なわれた日銀による金融政策決定会合。そこで植田和男総裁は政策金利を0.75%程度で据え置くと発表した。
一方、この2年間で日銀は3度の利上げを決断しており、今後の利上げは避けられない。そんな中、このまま金利上昇が続けば「家計が崩壊するのでは」と心配するのは現在、高校1年生になる娘がいるという副島隆さん(51・仮名)だ。
7年前に都内の3LDKの中古マンションを35年ローンで購入したばかりだという副島さん。今回は住宅ローンの利上げを心配する副島さんのケースを専門家とともに検証する。
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7年前に新宿区内の3LDKの中古マンションを変動金利0.5%の35年ローンで購入したという副島さん。当時のマンション価格は約6500万円だ。そんな副島さんの年収は額面で900万円ほど、ローンの支払いも順調だ。購入したマンションも昨今の不動産価格上昇の波に乗り購入時と比べると4000万円ほど価格が値上がっているという。
それでも副島さんは「不安は尽きない」と話す。
「7年前と比べると変動金利は上がっていて、現在の金利はおよそ1%。購入時の支払額は月に16万8000円ほどでしたが、今では支払額も6000円増えています。まだまだ借金増えるのというのが正直な感想です」
このまま住宅ローンの金利が上がり、27年中に2%の大台を突破すれば月の支払額も約19万5000円にまで上昇する。当初の支払額より2万7000円も増加する形だ。
副島さんが語る。
「現在、高校1年生となる娘の将来のために積み立てた教育資金は400万円超。このまま金利が上がり続けるならこの400万円を繰り上げ返済のために使おうかと悩んでいます」
長年計画的に貯めてきた娘の将来に向けた教育費。副島さんは家族の住み家を失わないためにも、ここでその大切なお金を使っていいものなのか――。
税理士法人アクシア代表社員で、公認会計士・税理士、CFP資格(日本やアメリカなど世界各国・地域で認定されている国際的なファイナンシャル・プランナーの最上位資格)を持つ宮岡秀峰氏が解説する。