■『news LOG』の前番組の低調も影響か

 5月2日の『サタデーステーション』』は22時14分まで、9日は22時4分まで、16日は22時4分の放送だった。

「『サタデーステーション』の終了は22時過ぎですから、同番組にチャンネルを合わせている視聴者は、他局の22時台の番組のスタートに間に合わないんです。これは同じニュース番組の『Nキャス』、『news LOG』の出鼻をくじくための編成だと言われています。長年続いていて、すでに多くの視聴者がついている『Nキャス』はまだしも、『news LOG』は『サタデーステーション』の“またぎ”の影響を大きく受けていると見られていますね」(前出の制作会社関係者)

 制作会社関係者は続ける。

「そして、『news LOG』はニュースの結果や最新情勢だけでなく、そこに至るまでの記者などの“LOG=取材の記録・プロセス”に焦点を当てていく、というコンセプトを掲げていて、『Nキャス』とは違ってかなりお堅い番組ですからね。

 土曜22時台に硬派なニュース番組を見たい視聴者がどれだけいるのかというところもあるでしょうし、『news LOG』においてはその前の時間に同じ報道番組『サタデーステーション』がやっているのが痛い。番組のコンセプトは違うものの、“ニュース番組は1つ見ればいい”という人も少なくないですからね。

 4月25日の初回と比べて、2回目以降は和久田さんの登場時間が増えるなど変化がありますが、今はまだ試行錯誤段階なのではないでしょうか」

 さらに、他局の番組のみならず、『news LOG』の不振は“同局の番組”の影響も大きい、と前出の制作会社関係者は指摘する。

「日テレは、バラエティは高視聴率を取る番組が数多あって強い局なのですが、近年はドラマの多くが低視聴率に苦しんでいます。土曜21時台には現在、町田啓太さん(35)主演の『タツキ先生は甘すぎる!』が放送されていますが、23日は世帯4.3%、個人2.5%、コア1.4%というものでした。

 その前の20時台に放送されているバラエティ番組『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』は世帯8.1%と高かったのですが、ドラマになると数字が半減するんですよね。ドラマ枠の後の『news LOG』は、日テレにチャンネルを合わせている人が少なくなった状態でスタートするわけですから、それも苦戦の要因の1つと見られていますね。

 5月23日の『news LOG』は、テレ朝の“ステーション並び”、いつも通り強い『Nキャス』、自局の連ドラの低調という3つの苦難があったと言えるでしょう。

 番組の内容以外の部分、同番組が置かれた状況も苦戦を強いられている原因と見られていると。日テレの福田社長は番組の今後に期待を寄せましたが、すでに1か月が経過するわけで、このまま低空飛行が続けば、“見られない番組”というのが定着してしまう。今後の早めのテコ入れ、リニューアルが考えられる展開ですね」(前同)

 NHKのエースアナだった和久田をMCに迎えて満を持してスタートした日テレの新報道番組『news LOG』。“負けられない”同番組は、ここからどんな逆襲を見せるのだろうか――。