ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題が、BBCや『週刊文春』(文藝春秋)だけでなく朝日新聞など新聞系メディアでも報じられるようになっても、いまだにジャニーズ事務所所属のタレントはあらゆるメディア、特にテレビ各局からは引っ張りだこだ。その裏側にはあるカラクリがあるようで――。
芸能プロ関係者はこう明かす。
「実は、ジャニーズタレントのギャラが、圧倒的に安いんです。そして、ギャラが安い、とよくネタにされる吉本興業と同じ戦略を取っている、ともっぱらなんですよ」
多くの吉本芸人が、事務所とのギャラ配分について笑いを交えつつも苦言を呈するシーンは、これまでもたびたび見受けられた。
NON STYLEの井上裕介(43)は2021年12月に自身のYouTubeチャンネルで、テレビ番組のギャラは「単価が安い」とし「〇〇〇(テロップでは『某有名番組』)は1万5000円でやってます」と告白。コラボ相手のJOY(38)は「マジですか!? ノンスタさん……」と絶句していた。
「特に若手芸人がテレビに出演した際のギャラは安いと言われていますが、『M-1』チャンピオンのノンスタですら1桁台なんです。さらに中堅ではトップクラスの麒麟・川島明さん(44)も、つい最近までテレビは1桁だったそうですからね」(前同)