■「違法薬物の売買を行なうアカウントは容易に見つかる」

 前出の薬物事情に詳しい関係者は続ける。

「言われている“台湾→沖縄ルート”……その結果として、西日本を中心にゾンビたばこはまん延していると見られます。後援者などと頻繁に繁華街へ出かける機会があるスポーツ選手を中心に、夜の街で違法薬物に手を染めてしまうケースがあると言われていますね」

 というのだ。

 さらに、手軽に違法薬物が手に入る海外で、ドラッグの味を覚えるケースも多いようだ。

「逮捕されたバレーボール日本代表の佐藤選手は、警察の取り調べに対して“5月中旬にアメリカで大麻を吸った”と供述しています。日本から近い東南アジア圏でも3年前にタイが医療目的の大麻使用を合法化。街中の大麻ショップでも容易に大麻が購入できます。違法薬物の入り口となり得る大麻のような“ゲートウェイドラッグ”を旅先の入手可能な地域で試しハマった結果、日本に帰国後も求める人はいるようです」(前出の全国紙社会部記者)

 前出の国内の薬物事情に詳しい関係者が話す。

「SNSで特定の絵文字を入力すれば、違法薬物の売買を行なうアカウントは容易に見つかるんです。その後は秘匿性が高いとされる“シグナル”のようなアプリで売人とメッセージをやり取りをする。そして、街中の指定された場所で薬物は受け渡される。取引はほぼ、スマホのアプリ上でのメッセージのやり取りだけで終わるので、罪悪感も薄い。デジタルデバイスに慣れ親しんだ若者ほど違法薬物にハマりやすいのです」

 スポーツ界で相次いだ若者の違法薬物使用と逮捕。若者たちの世界中心に、違法薬物の影は忍び寄っているようだ――。