■TBS元アナウンサーは執行役員&子会社社長に

 郡司アナは新ビジネスに挑戦した理由として《大きなきっかけは、コロナ禍で“現場”の数が減ったことでした》と説明。

《周りの社員の働き方はどんどん変わっていくのに、出役である私たちアナウンサーはリモート勤務には変えられない。中継があるのに現場で取材ができないなど、忙しかったはずの日常に時間が生まれて。ただ何もしないでいるのが怖かったんです》と語っている。

「郡司アナは現在も、『Audire』のアイテムを着用した姿をインスタに頻繁にアップしています。モデル・広告塔としてブランドをPRしていて、コメント欄には好評の声が寄せられていますね」(前出のスポーツ紙記者)

 TBSでは、元アナウンサー・長岡杏子氏(54)が6月のTBSホールディングス役員人事で「グループ執行役員」に昇進することが5月15日に明らかになり話題を呼んだ。

 長岡氏は1994年にTBSにアナウンサーとして入社。『ブロードキャスター』や平日昼の番組『(特)情報とってもインサイト』、『きょう発プラス!』、『ピンポン!』などを担当した。

 その後、結婚や出産、産休・育休を経て16年6月までに職場に復帰。21年7月にライフスタイル事業戦略部長に異動となり、営業推進部長を経て、現在は人事労政局ゼネラルマネジャーを務めている。

「長岡さんはアナウンス技術が高く、仕事もとてもできる人だといいますね。後輩アナウンサーからの信頼も非常に厚く、出世するのも当然だと。今回の人事で新執行役員となると同時にTBSのグループ会社でライフスタイル全般を取り扱う子会社『スタイリングライフ・ホールディングス』の代表取締役執行役員社長にも就任する予定だといいます。

 ここにきて、秋元さん、郡司アナ、長岡さんのように、アナウンサーとは別の形で活躍する局員も少なくないと。それは、アナウンサーの世界が以前とはかなり変わってきているからでしょうね。各局、ニュース原稿はAIが読むことも増えてきていますしね」(前同)

 NHKのニュース番組、TBSの『Nスタ』などではニュース原稿の一部がAI音声で読み上げられることが増えつつある。

「AI音声の導入に加え、人気の局アナが多数退社し、フリーアナ兼タレントとして活躍していることも大きいですよね。代表例では有働由美子さん(57)、高島彩さん(47)、岩田絵里奈さん(30)、和久田麻由子さん(37)などがいます。また、ホラン千秋さん(37)のようにタレントながらキャスターをできる人もいる。

 番組責任者であるディレクターやプロデューサーは、“番組を絶対に成功させたい”という思いで制作に臨んでいますから、ギャラがかかったとしても、メインとなるところは仕事ができる人にお願いしたいわけです。そうなってくると局アナの仕事は減る。せっかくテレビ局に入ったものの、仕事が振られないということになっていくんです。

 そんな状況になってきていますから、アナウンサーで入社した人がアナウンス部を離れるのはあること。秋元さんは語学力を活かして国際舞台でも活躍。郡司アナはアパレル事業に積極的に参画し、モデルのような活動も。長岡アナは経営サイドに回って、ついには執行役員、関連会社の社長にまで就任と大活躍です。今後も、アナウンサー以外の職種に転身して、そこで輝く局員はさらに増えていくのではないでしょうか」(制作会社関係者)

 大きな変革を遂げつつあるアナウンサーの世界。採用を巡っても今後、変化が出てくると見られている。