■「なくなると困る身近なサービス」、「意外に利用しているから不便」なのは
第5位(4.0%)は、ATM、ファミリーレストラン。
冒頭でも触れたが、ATMはキャッシュレス化の進展にともない、維持コストの削減を目的に急速に街中から減少している。一方で、その受け皿となったのが「セブン銀行」「ローソン銀行」をはじめとする“コンビニATM”。最大手のセブン銀行は、デジタル決済への現金チャージ機能やマイナンバーカード手続きなどの多機能化を武器に成長し、今年春からはファミリーマートの全国約1万6000店舗でもセブン銀行ATMへの順次置き換えが始まるなど、存在感を増している。
「お金を引き出す場所が遠かったら買い物すら面倒になりそう」(40歳/男性)
「必要なときにないとイライラする」(41歳/女性/会社員)
「キャッシュレス化でそこまで利用しないが、ないと不便」(38歳/女性/主婦)
「生活費の入出金ができないと困る」(47歳/女性)
ファミリーレストランは、コロナ禍での大量閉店を経て、ここ3年の店舗数は横ばいから微減、あるいは小幅な回復にとどまり、安定期に移行している。
高はインバウンドの増加などにより業界全体としては回復、増加傾向にあるが、原材料費や人件費の高騰にともない値上げ傾向なのが実情だ。現在は驚異的なコスパで知られる「サイゼリヤ」のような低価格業態と、質を高めて単価を上げる「ロイヤルホスト」のような高級・専門性業態への二極化が鮮明となり、さらには「すかいらーく」系列などに代表される人気キャラクターとのコラボや限定メニューでお得感を演出するなど、客離れを防ぐ工夫も活発化している。
「比較的遅い時間でも食事ができるのでないと不便」(43歳/男性/会社員)
「単身者なのでないと困る」(32歳/男性/会社員)
「手軽に食事ができるところがなくなるのは困る」(23歳/男性/会社員)
第4位(5.0%)は、郵便局。
近年、店舗数の大きな変化はないが、過疎化や人手不足によって直営店の維持が厳しくなり、地域の自治体や他業種へ委託する“簡易郵便局”へのシフトや共同店舗化による機能維持が進んでいる。
デジタル化にともなって郵便物減少に直面する中、2024年10月の郵便料金値上げや、ヤマト運輸をはじめとする他社との物流協業によって売上規模の維持を図っている。これらに加え、現在は地方を中心に住民票の発行やマイナンバーカード更新といった行政事務の受託も拡大させ、地域インフラとしての機能強化も進め、生き残りをはかっている。
「いざ使いたいときにないのは困る」(26歳/男性/会社員)
「意外に利用しているから不便だと思う」(49歳/女性)
「お金がおろせないので困ります」(42歳/男性/会社員)
■「なくなったら困る身近なサービス」ランキング
1位 スーパー
2位 コンビニエンスストア
3位 ドラッグストア
4位 郵便局
5位 ATM
5位 ファミリーレストラン
7位 ガソリンスタンド
8位 銀行
9位 24時間営業ジム
9位 ファストフード