■関係者席が用意されなかったことも話題に

 嵐は2020年末に活動休止し、大野智(45)も芸能活動を休止。その後、25年5月に活動再開と26年5月末での活動終了を発表した。

 嵐の活動再開後、テレビ各局は定例会見で嵐の特番制作に意欲的なコメントを発表してきた。25年大晦日の『NHK紅白歌合戦』も嵐に出場オファーを出していたとされる。

 しかし、嵐はグループでテレビに出演することがないままラストライブツアー『We are ARASHI』(3月13日~)がスタート。最後までテレビ出演することはなかった。

 一方で、嵐のテレビ出演を巡っては、今年1月頃から日テレが嵐の3時間特番を計画しているという話が複数のメディアで報じられていた。

 だが、3月4日に開催された日テレの4月期改編説明会内でコンテンツ戦略局・総合編成の担当者は《特番などは何も決まっていることはありません》と報道内容を否定。ただし、《それは(番組には)出てほしい》と熱望をしたほか、出演オファーをしたのかどうかについては否定することはなかった。

 嵐がテレビ出演をしなかった背景として、一部では、大野が《復活したのはテレビに出るためではなく、ファンのため》と強く主張したことが大きいと報じられている。

「大野さんだけでなく、嵐のみんなが同じ思いだったのではと。そして、今回、ラストライブでの演出が注目された松本さんも、その思いは強かったと言われています。今回のライブツアーで“関係者席”がほとんど用意されず、テレビ局の幹部、メディア関係者も招待されなかったことも、より多くのファンに見てもらいたくて、そちらを最優先したからではと聞こえてきていますね」(芸能プロ関係者)

 通常、嵐レベルのライブでは、芸能関係者やスポンサー向けの席、さらにはメディア向けの席が用意される。しかし、今回のラストツアーでは、関係者席は基本的に設けないこと、メディアの取材も厳しく制限されることなどが、かねてより報じられていた。

 もちろん、嵐から招待を受けた関係者はゼロではない。たとえばフリーアナウンサー・有働由美子(57)は4月3日、長年キャスターとして仕事をしてきた櫻井翔(44)に「ぜひ最後を見届けてやってください」と誘われてラストライブツアーに訪れたことを自身のラジオ『うどうのらじお』(ニッポン放送)で明らかにしている。一部メディアでの報道と合わせると、バルコニー席など観客席になり得ないスペースを割り当てた席に招待されたとみられる。

 一方で、社会学者・古市憲寿氏(41)は4月12日放送のラジオ『日曜夜に、こっそり』(TOKYO FM)で関係者席を断られたという人物を実名で告白(※音声は伏せられていた)し、「本当にでも全員断ってるっていう。関係者席が本当にないっていう」とコメント。同ラジオで元放送作家・鈴木おさむ氏は「その関係者を呼ぶんだったらファンに(席を)あげたいっていう……」と話していた。

 最後のシングル『Five』(3月4日配信)のCD版が完全受注生産で一般向けには販売されないなど、最後までファンファーストを徹底して貫いた嵐。細部までこだわり抜いた松本のライブ演出にも、それが現れていたと言えるのかも――。