■「ジャニーズ人生を終えます」という言葉に込めた二宮和也の想い
そんな二宮は23年10月24日に事務所を退所し、独立した。25年に上梓した『独断と偏見』(集英社新書)では、「いま、いちばん会ってみたい人は?」という問いに《ジャニー。ジャニー喜多川に、誠心誠意をこめて謝ってもらいたい》と回答したうえで、《自分の居場所を奪ったことに対して謝ってもらいたい》《事務所をつくった人間でもあるけど、壊した人間でもある》とつづっている。
「当時所属していたタレントたちのなかでも、二宮さんの動きは早かった。YouTubeチャンネルの名称について、事務所の会見翌々日である23年10月4日には“変えることを決定した”という動画を公開しています。独立したのも、同年10月24日と会見後1か月を待っていません。
というのも、当時、二宮さんはフジテレビの月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(23年10月9日~12月18日放送)に主演していて、同ドラマ枠のCMスポンサーの件も退所には関係があったと言われました。実際、書籍発売の取材会で、“ジャニー氏の性加害騒動がなかったら独立もしていなかった”旨の発言をしていましたね」(前出のワイドショー関係者)
「この約30年間のジャニーズ人生を終えようと思います」「終われてなかったなと。勝手に終わって、勝手になくなっていったなという気持ちが強かったので」──。最後のライブでなぜ二宮はファンに向けてこのようなメッセージを発信したのか。前出の芸能プロ関係者が語る。
「すべてを出し切った最後のライブで二宮さんは、“ジャニーズ人生を終えます”と、受け身ではなく能動的な表現を使いました。忌避されていてかつ、少なからず波紋を呼ぶであろう“ジャニーズ”という言葉を意図的に8度も口にしたのは、意図的に他なりません。
今はもう誰も口にもしなくなった、“ジャニーズ事務所”こそが自分のルーツと多くの人に伝えたかったことが見てとれます。育ててくれた事務所への恩義も、ジャニー氏への感謝や怒りも、嵐を最後までやり遂げた達成感も。すべてが込められ、ないまぜになった結びの言葉だったのではないでしょうか」
ラストライブから一夜明けた6月1日、二宮は様々な人から届いた労いの言葉に、自身のXで《こんなにも素晴らしい6月1日は人生初です》と綴った――。