King & Prince・高橋海人(24)とSixTONES・森本慎太郎(25)が主演を務める『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の第2話で、高橋が見惚れるようなアフロヘアを披露した。
第2話は、若林(高橋海人)は、やりたいことが見つからないまま、親の言う通りに大学の夜間学部へ進学し、変化を求めてアフロヘアにイメチェンする。山里(森本慎太郎)は大阪で芸人になるため関西の大学に進学するのだが、学生生活が充実していることで夢から逃げていた。
■高橋海人のアフロヘアと相方の存在
高橋のアフロヘアは、番組公式のSNSからの情報で心の準備はあったが、いざ劇中で見ると「きれいな顔立ちしているな」と、マジマジ見てしまった。以前、音楽番組で“自分史上1番かわいい写真”として、小学3年生の時の写真を紹介していたのを思い出す。アフロヘアのように巻いた髪とすきっ歯なのがとてもかわいくて、外国の子どもみたいだった。
それに比べると、彫りの深い顔立ち、目の二重幅がクッキリと出ていて、ちょっと鬱屈した表情が印象的だ。だけど、そんな感想もつかの間だった。
大学の夜間学部はさまざまな年齢の人がいて、周囲みんなが独特すぎるから個性を出そうにも埋没してしまう。こうなったら大いに勘違いしてみようと、アフロヘアになってみるが、日常がガラリと変わるわけでもなく、学食でうどんを食べ、相方探しをする日々が続く。
感情ゼロでうどんをすする表情と、芸人になろうと誘って断られたときのあきらめの入った表情で、見ているこちら側にもマイナス感情を作らせるのがすごい。食べたいカニチャーハンはないし、自分がやりたいことに賛同してくれる人もいない。自分には春日(戸塚純貴/30)がいると分かっているのに、わざわざもがいて苦しみを味わうのだ。
そして、負の感情を発散する相手も場所もなく、お笑いライブのオーディション会場で吐き出すのがぶっ飛んでいるだろう。まるで、日々、蓄積していくマイナスの感情を、まとめてぶつけるかのように大声で吐き出す。その爆発力たるや、相手が引いてしまうほどだ。
これを、高橋がやっているのだ。少し舌足らずな話し方や、肩を小さくして立つ姿、猫背とも違う前かがみの歩き方。どれも鬱屈した感情を抱えた若林らしくて、役作りの完璧さがちょっとこわいぐらいだ。