■TikTok投げ銭で800万円&配信チケット1億円売り上げる芸人も

 2022年10月放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、お笑いトリオ・パンサー尾形貴弘(49)が『王様のブランチ』(TBS系)のギャラについて「6時間、物件ロケして1万5000円」と明かしていた。

 また、お笑いコンビ・ダイアン津田篤宏(50)が25年2月放送の『かまいガチ』(テレビ朝日系)に出演した際、かまいたち山内健司(45)は「“『名探偵津田』ギャラ安いから嫌やねん”と言っていたのは内緒にするんで」と暴露。『水曜日のダウンタウン』の人気企画のギャラ面に不満を漏らしていたと明かされ、津田が「言ってるやないか!」とツッコむ場面があった。

「『名探偵津田』で大ブレイクを果たした津田さんですが、あれも2日以上の拘束でギャラは意外なほど安いといいますよね。多くの芸人がテレビのギャラに不満を抱いているといいますが――同時に彼らは、テレビのギャラについてはもはや割り切っているともいいます。

 というのも、芸人にとって、テレビ出演はもはや“人気がある”“健在”ということをアピールするための場になってきているんです。

“あの人気番組に出ていた芸人だ”や“元気があって面白いね”と認識してもらえたら、営業に呼んでもらえるんです。営業だと1本数十万、上手くやれば1日に100万円近く稼げるといいますからね。テレビ番組に出ているか出ていないかで、営業に呼ばれるかに大きく影響があるといいますね。

 それに、テレビに出ている“人気芸人”のほうが自分たちでやっているYouTubeなども回りますし、SNSへの好影響もある。最近の芸人では、TikTokの“投げ銭”、そしてライブ及びライブの配信チケット代で稼ぐようなことも増えてきていますよね」(前出の制作会社関係者)

 3月6日の『しくじり先生 俺みたいになるな!』(ABEMA)に出演したお笑いコンビ・鬼越トマホークは、同じ吉本芸人のピスタチオ伊地知(41)について「リアルな話、誕生日の日、(TikTokで)1日配信しただけで800万円」の投げ銭があったと明かし、投げ銭だけで月100万円稼いでいる芸人もいるとも語っていた。

 また、お笑いコンビ・マユリカが5月1日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催したイベント「マユリカのうなげろりん!! presents 日本の大学いきましょか~冨島桜でイギギギギ!やる気はあるけどやめときます~」は、同月18日時点で配信チケットの販売数が5万4000枚を突破したことが大きな話題を呼んだ。

「5万4000枚というのは、単独芸人による公演・イベントとして『FANY Online Ticket』史上最多記録だといいますよね。料金は2000円でしたから、配信だけで1億円以上の売り上げになった計算になります。もちろん、事務所などの取り分もありますが、もし半分もらえたらコンビで約5000万円。1人2500万円ということになりますからね。令和の時代、若手や中堅芸人は配信でかなり儲けていると言われますよね。

 一方でテレビのギャラは安いんですが、“出ている”ことに価値があり、営業やYouTubeが回ること、そして配信を含めたライブの売り上げにプラスになってくるというのが実情ですね」(前同)

 令和の芸人は、テレビではなく、他の手段でしっかり稼いでいるようだ。