■服装も細かく指示、現地では連絡用のアプリも消去
“ドバイ案件”なる言葉がSNS上を賑わせたように有名になった海外出稼ぎ──。ただ、ハイリターンにはハイリスクがつきもの。過去に海外出稼ぎに出向いた経験があるという都内の高級キャバクラに勤務する女性が話す。
「ハワイに2週間の予定で出かけたんですが、空港で人がたくさんいるのに私だけ足止めをくらっちゃって。入国審査口で“どこのホテルに泊まるんだ?”“何日間だ?”って何度も聞かれて。なにこれ? みたいな感じ。若い女が1人だったから怪しまれたのかなって」
この女性はその後、現地のコーディネーターに連絡し、無事入国ゲートを通過。事なきを得たという。ただし、海外で売春が摘発されれば、罰金、拘束、強制退去、再入国禁止といったリスクがある。
そのため観光目的での入国だと審査官を思わせるため、スカウトマンは女性に空港到着時の服装など細かい指示を出すという。ただし、それも現地に到着するまでだという。いざ海外出稼ぎが始まれば、一切連絡を取らない。それどころか、シグナルやテレグラムといった連絡用のアプリのアカウントをスマホから消去させることもあるという。
「行き先でトラブルが起きないとは言い切れません。運もありますし、こっちではコントロールしようがありません。対応が面倒くさいわけじゃないですよ。できない仕組みなんです」(前出のスカウトマン)
海外出稼ぎを希望する女性は、セクシー女優だけに限らない。ホストクラブにハマったOLや女子大生など、一般社会にも数多くいるとスカウトマンは言う。大金を得るために差し出す代償はあまりにも大きい。