■阪神・藤川球児監督の焦り
──対するヤクルトは、率いる池山隆寛監督が若手をうまく乗せています。
A 2軍監督時代は、試合後のクールダウンも兼ねて、選手たちと水風呂でコミュニケーションを取っていたと聞く。若手選手のみならず、若い番記者の中にも裏表が全然ない人柄に、ほだされちゃったヤツも多いよ。
B まぁ、それは前任の高津臣吾監督が“塩対応”すぎたせいもある(笑)。
C あまり話題にはなっていませんが、新たに就いた青木宣親GMの奮闘ぶりにも注目しています。西武から育成枠で獲得したモンテル(26)は、支配下に上がるや交流戦で大活躍を見せていますし、5月28日には、同じく元西武のセデーニョ(27)の獲得も発表している。チームの躍進を“春の珍事”では終わらせない、という本気度を感じさせます。
──ヤクルトといえば、5月26日に、1987年シーズンに一大旋風を巻き起こしたボブ・ホーナー氏死去(享年68)という訃報も。
A “赤鬼”懐かしいよね。デビュー2戦目、阪神戦での1試合3発は、本当に衝撃的だった。“現役バリバリの大リーガー”みたいな触れ込みで来日した助っ人は数いれど、正真正銘の本物だったのは彼一人。それぐらい格が違ったよ。
B 日本人最高年俸が落合博満の1億3000万円だった、あの当時に、今や12球団一の渋チンのヤクルトが3億円も出したんだもん、いろんな意味で隔世の感がある。バブル期の“ジャパンマネー”が、いかにスゴかったって話だよね。
C ショートのレギュラーを掴んで、そのホーナーから、「近い将来、スゴい打者になる」と予言された高卒4年目の有望株が、今や監督としてチームを率いる池山さん、その人でもある。
A そりゃ、我々もジジイになるはずだよ(笑)。
──ちなみに、依然首位争いのヤクルトはまだ勢いをキープできそうですか?
B 最終的には阪神だと思うけどね。純粋な戦力だけなら、昨季以上の独走態勢でもおかしくない。それほど死角がないのが、今季の阪神なわけだから。
C まぁ、当の藤川球児監督自身が一番感じているんじゃないですか? 「思ってた展開と違う」って。
A 実際、余裕はないんじゃない? じゃなきゃ、デイリーに『藤川泣児』と書かれたぐらいで「人権侵害だ!」なんてブチキレたりはしないって。“もじり”としてスベってることを指摘するなら、まだしもさ。
B 本当に(笑)。それで担当記者だけでなく、その上司まで呼び出して公開説教ですからね。さすがに狭量がすぎますね。
──前半戦を首位で折り返すのはどの球団か。潮目の変わる交流戦以降も、ますます目が離せません!
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