新人最速&最多の爆速ペースで、本塁打を量産してきたホワイトソックス・村上宗隆(26)。だが、好事魔多し。5月31日、右太ももの肉離れにより、まさかのIL(負傷者リスト)入りしてしまった。

「5月中に新人が20号に到達するのは大リーグ史上でも初の快挙。6月2日の時点でもA・ジャッジ(34/ヤンキース)らを抑え、本塁打数でトップですから、長期離脱は、本人もさぞかし無念でしょう」(スポーツ紙大リーグ担当記者)

 さすがに、期待された本塁打王は難しいところか。

「全治4〜6週間と目されていますが、手術は回避し、自身の血小板を利用するPRP注射で治療しています。

 大ケガでなかったのは不幸中の幸い。彼はヤクルト最終年の昨季も、ケガから復帰した7月末から、わずか34試合で18本を打ったので期待はできます」(前同)

 大リーグ評論家の福島良一氏も「まだまだ諦める必要はない」と言う。

「例えばケガで最終盤の25試合を欠場した2023年の大谷翔平(31)は、135試合で44本塁打。1996年のM・マグワイアなどは、130試合で52本塁打を放っている。ここまでの量産ペースを考えれば、50本の大台も、けっして不可能ではないと思います」(前同)

 しかも、福島氏によれば、村上のホワイトソックスが属するア・リーグ中地区は、全6地区の中でも最も「投手力がいま一つ」だという。

 全30球団が総当たりとなった23年以降は、他の4球団との同地区対決も各13試合と大幅に減ったが、「それでも村上には有利」だと福島氏は話す。続けて、

「同じ地区には、昨季のサイ・ヤング賞左腕、T・スクーバル(29)もいますが、現時点では彼も故障中。6月中には復帰の見込みとのことですが、所属するタイガースの低迷で、すでにドジャースなどへの放出が取り沙汰されている。仮にそうなれば、村上にはますます追い風でしょう」