■迅速なスキャンダルのへの対応 そのワケは

 今回の渋川の不倫に関しては、否定的な意見も多いが、《雀士にモラルっているか?》《スポーツ選手で不倫がバレてクビになったやつなんかおらんやろ》といった声も出ていたが、

「今回は渋川さんからの申し出によっての契約解除となりました。サクラナイツは不倫報道のWEB記事が出る前にコメントを発表。申し出があったことを綴りながら、《弊チームとしても、皆様の信頼を損なう結果となりましたことを重く受け止めております。本人の申し出および処遇につきましては、関係各所と慎重に協議・検討を進めてまいります》とコメントを発表しました。

 チームとしても、本音では主力かつ、人気も高かった渋川さんを引き止めたい部分もあったのではないでしょうか。ただ、結果的には“退団させる”という判断に至った。渋川さんの退団が決まり、6月16日に開催を予定していた『KADOKAWAサクラナイツ 2025-26シーズン感謝祭』も開催中止を発表しています」(前出のスポーツ紙記者)

 渋川自身の報道よりも早い“自白”の発信、そしてサクラナイツの素早い対応、そして退団──。あまりに迅速な対応のようにも感じられるが……。

「プロ麻雀界は長らく“賭け事”や“ギャンブル”のイメージがつきまとってきましたが、近年はより多くの人に受け入れられるために“クリーンさ”を大事にしています。たとえば禁煙となる雀荘も増えたりしていますね。また『Mリーグ』は、元々そうした負のイメージを払拭し、健全化を図るために発足したという歴史がある。クラブオーナー企業も、電通やテレビ朝日、サイバーエージェント、コナミなど大手企業がずらり。

 麻雀自体の社会的地位の向上や新たなファンの獲得を目指すことを掲げるなかでは、“頭脳スポーツ”として、子どもたちへのアピールを熱心に取り組んでいる真っ最中。22年からは小学生による麻雀大会を開催しています。ゆえに、“不倫”がもたらすショックは大きい。

 Mリーグが掲げているスローガンは『この熱狂を外へ』。内にこもっていた麻雀業界は今は昔、現在の状況では、ある意味でタレントやスポーツ選手よりもMリーガーのほうが、高いコンプラ意識が求められているといってもいいかもしれませんね」(前同)

 当面の間、自粛するという渋川だが、Mリーグへの復帰はあるのだろうか。麻雀業界関係者が語る。

「Mリーグで戦いたい、Mリーガーになりたいという麻雀プロはごまんといます。前述のようにクリーンなイメージを大事にしているので、渋川が復帰という運びになるには、所属団体でトップに立つとか、大きな大会をいくつも優勝するなど、明確な結果を残す必要があるでしょうね。ただ、もしすぐに結果を残したとしても、少なくとも2~3年は復帰はないではと……」

 クリーンさが問われるMリーガー。だからこそ、長年の不倫を認めた渋川は自ら身を引き、チームの対応も迅速だったと考えられる。