２０００年代後半から日本テレビは、日曜日の１９時から２２時にかけてのゴールデンタイムに『ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ!!』、『世界の果てまでイッテＱ！』、『行列のできる相談所』という、強力なバラエティ番組を放送。多くの視聴者を確保し、視聴率王の座を維持し続けてきた。
そんな王者・日テレだったが、この４月からは風向きが変わっていきそうで――。
制作会社関係者は話す。
「１つは、フジテレビで毎週日曜日の２０時から２１時に放送している千鳥の冠番組『千鳥の鬼レンチャン』が絶好調なことです。４月１６日に放送された３時間ＳＰも『行列』の２時間ＳＰに圧勝。現在のテレビ各局は、ＣＭスポンサー企業の購買層である１３～４９歳までのコア視聴率を最重要視していますが、『鬼レンチャン』の数字は『ＤＡＳＨ』とも良い勝負をしており、『行列』には完勝を収めているんです。
なお、１６日は『イッテＱ』は『行列』が２時間ＳＰだったため休止でした」
４月１６日放送の『鬼レンチャン』は、コア視聴率５.６％（関東地区／ビデオリサーチ調べ）を記録したという。『ＤＡＳＨ』は６.２％だったというが、『行列』は３.８％。２％近い差をつけられてしまったという。
「さらに、フジテレビでは、木曜２１時枠だった『千鳥のクセがスゴいネタＧＰ』を『千鳥のクセスゴ！』に改題して、４月２３日から“日曜１９時～２０時”に枠移動。異例の“２連続千鳥シフト”となります。２３日の『クセスゴ！』は吉沢亮さん（２９）ら豪華ゲストを招いての３時間ＳＰですね。
そして、『行列』の裏番組として、４月３０日からはダウンタウンの松本人志さん（５９）と中居正広さん（５０）による『まつもｔｏなかい』もスタートします。
現在も数字や企画の面白さが評価される『ＤＡＳＨ』と『イッテＱ』はともかく、落ち目の『行列』は大ピンチですね……」（前同）
