テレビ各局からアナウンサーが相次いで退社している――。

 特にフジテレビでは2024年の8月末以降、西岡孝洋(50)、永島優美(34)、藤本万梨乃(30)など、7人のアナウンサーが退社。そして小澤陽子アナ(34)と勝野健アナ(26)が6月に、竹内友佳アナ(38)が7月に退社すると発表されており、2年弱で10人ものアナウンサーが局を離れることになる。

「NHKの桑子真帆アナ(39)の元夫でフジテレビの谷岡慎一アナ(39)が3月に、『メディア企画室』という部署に異動していたとも報じられました。アナウンサーが大量に退社するなか、中堅の谷岡アナが別部署に異動したことにざわつきもありましたが、本人の意向で異動することになったと聞こえてきていますね。

 フジテレビでは昨年に大きな騒動もあり、退社していった方たちの理由もそれぞれではあるでしょうが……仕事の面では、昨今はAIアナが台頭してきていて、NHKやTBSの『Nスタ』では実際に活用されていますからね。AIに仕事が奪われるのではないか、と恐れおののいている局アナも少なくないようです」(制作会社関係者)

 NHKではAI音声によるナレーションが2018年から導入されているほか、『Nスタ』内でもニュース原稿の一部がAI音声で読み上げられている。また、TBSは25年11月、テキストを登録するだけでテレビ局クオリティの音声に変換できるAIナレーションシステム「音六(おとろく)AI」のサービスの提供も開始している。

「アナウンサーの最大の役割といえば、原稿をしっかり読むことでしたが、その役割がAIに成り代わりつつあるんです。このままではアナウンサーの仕事がなくなっていくのではないか――と危惧したある局のアナウンス部では、アナウンサーが得意分野を持つべきということで、“防災”に特化しようという動きがあるといいます。地震などの緊急時にただ状況を伝えるだけではなく、防災の知識を持ち合わせていたほうが視聴者にとっても有益ですからね。

 また、AIが進化したとしてもスポーツ中継は人間のアナウンサーが担当し続けるであろうことを考えて、特に男性アナを中心にスポーツ中継に注力していこうという動きもあるといいますね」(前同)

 しかし、ここ最近、地上波でのプロ野球やJリーグの中継は少なくなっている。

「日テレでは箱根駅伝、フジでは競馬などがありますが、スポーツ中継でも局アナの活躍の場は限られてきていますよね……。以前から指摘がありましたが、局アナという仕事自体が厳しくなってきているのが現状ではないでしょうか」(同)