見上愛(25)と上坂樹里(20)がダブル主演するNHK連続テレビ小説『風、薫る』の第12週「旅立ち」が、6月15日から放送される。8日から放送された第11週「凪にそよぐ」は、直美(上坂)と女郎・夕凪(村上穂乃佳/30)の関係が称賛を浴びたが、世帯視聴率の週平均(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は13%台で、低空飛行のままだ。
同ドラマは、田中ひかる氏による伝記『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社)が原案で、明治時代に実在した看護師の大関和(ちか)と鈴木雅(まさ)をモデルにした物語。西洋式の看護教育を受けた一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)が日本初の専門看護師となり、最強バディとなっていく。
第11週では、りんは廃娼運動の記事を掲載した新聞社を訪ねるが、自ら遊郭に申し出て廃業できた女郎はほとんどいないという、残酷な現実を突きつけらる。直美は夕凪(村上穂乃佳/30)看病を献身的に続け、本名は「魚住セツ」だと聞かされる。そんな中、女郎と幼なじみの青年が心中を図った事件の記事が掲載される。
りんは記事を書いたシマケン(佐野晶哉/24)を責めるが、懸念をよそに、記事の影響で夕凪への同情が集まり、女郎屋・錦栄楼には抗議が殺到。闇討ちに遭った権田(梅垣義明/66)は、続報記事を書かないことを条件に夕凪を解放した。そして、帝都医大病院に看護科ができることになり……という展開。
セツこと夕凪と直美の生みの親、2人の夕凪について描かれた週だった。そのぶん、りんの見せ場は新聞社を訪ねるくらいで、あとは娘・環を抱きしめていたことか。これまで、母娘の交流はハグかオママゴトぐらいしか描かれておらず、どうも娘・環の存在感が薄い。親子の関係は朝ドラの定番テーマだが、このまま深く描かずに終わるのか?