6月11日から開幕したFIFAワールドカップ2026。日本での地上波放送はNHK総合・日本テレビ系・フジテレビ系の3局で行なわれる。

 今回のサッカー日本代表の試合中継を巡っては、テレビ朝日が生中継をしない関係から、お茶の間でも有名なサッカー解説者・松木安太郎氏(68)の稼働がないことを嘆く声も少なくない。その一方で、NHKでは元日本代表で現役選手の本田圭佑(40)の解説が大反響を集め、話題となった――。

 松木氏は、1998年のフランス大会から前回の2022年のカタール大会まで、テレビ朝日で7大会連続で解説を務めてきた人気解説者。「居酒屋応援スタイル」とも呼ばれる、独特ながらもわかりやすい解説で人気を博してきた。

 だが、テレビ朝日は今回のサッカーW杯北中米大会の生中継を行わない。5月26日に行なわれた定例社長会見で西新社長は「2002年の日韓大会以来、6大会連続で中継しておりまして、今回も主催者側とは粘り強く最適な放送条件が何なのかということを話し合ってきた」「合意に至らず、総合的な判断として今回のことに決定した」とコメント。放映権料の高騰が大きく影響したと見られている。

「テレ朝では朝のワイドショー『羽鳥慎一モーニングショー』でW杯の特集をする際に松木氏のコメントを取り上げるなどの動きもありますが、地上波で流れる生中継で解説しているわけではないですよね。そこに寂しさを覚えるサッカーファンも多いということですよね」(スポーツ紙記者)

 テレ朝でそうした話がある一方で、前述の通りNHKでの本田の解説が大きな話題になっている。本田は22年のカタール大会をABEMAで生中継する際に“解説者デビュー”を果たしたことで知られる。

 今回、NHKでは6月15日早朝から、日本代表の初陣となるオランダ代表戦を生中継。本田は現地・ダラススタジアム(アメリカ)からの解説を担当した。

 中継では本田は、オランダ代表で背番号11番のコーディ・ガクポ選手を最も警戒すべき選手だと表現する際に「1にガクポ、2にガクポ、3にガクポ!」「11番めっちゃうざい」と強調しまくるなど、“本田節”を展開。後半45分に日本が逆転を狙えそうなところで主審が伊東純也選手(33)とぶつかってしまった際には、「なにやってんねん、お前、イエローや」と主審に不満をぶつける場面も。

 また、後半26分に国際映像がスマートフォンを手に笑みを浮かべる客席の金髪女性(プライベートで訪れていたWWE女子世界王者リブ・モーガン)の姿をとらえた際に「誰?」とつぶやいたり、今大会導入の3分間の飲水休憩「ハイドレーションタイム」が見慣れない光景であることから「これなんすか?」と率直な感想を述べたりと、素朴な疑問をそのままつぶやくような場面も。それでいて、多くの選手たちには「さん付け」を徹底するリスペクトも見せた。

 こういった“本田節”の数々に、SNSは沸騰。

《本田圭佑さん、普段サッカー観ない層も観るようなW杯の解説としては最適解だと思う。 視聴者目線のコメントと玄人好みの視点のバランスが絶妙。あと軽妙な関西弁でシンプルに話が面白い》
《本田の解説の11番ウザイわ~!!が1番ツボったw目線が視聴者よりというか》
《本田圭佑クラスがオランダ代表の選手を知らない訳がないし、背番号呼びとか無知な感じも視聴者目線に立った計算された解説なんだろうな解説者でスポーツ観戦の面白さはかなり変わるし今日の本田圭佑は最高の解説だった》

 といった、“視聴者目線の解説が聞いていて楽しい”という声が多く寄せられている。

 また、

《本田さんに松木安太郎みを感じた》
《松木さんの後任は本田さんで決まりだね笑むしろ一緒に解説してほしい!笑》

 と、松木氏を連想する声も。