■「希望が無さすぎ」「しんどすぎる」「亡くなる必要を全く感じない展開」――最終回に厳しい声

 涼(山田)の死を巡っては、伍鉄(堤)が「意味なんてないよ。いてくれるだけでいい。一緒にいてくれるだけでいいんだよ!」と叫んだシーンなどがそうだが、最終回でブルズのメンバーや涼の家族が彼の生きざまを思い浮かべる演出もあった。

 ただ、そういった脚本や演出の意図が伝わらなかった、また評価できなかった視聴者も多くいるようだ。

《とてもいいドラマだった涙涙 涼さんは残念だったけど、チームの中で生きてるね!》
《涼さんずっと一緒にいたしこれからも(※心のなかで)伍鉄さんと一緒にいるんだろうな ずっと泣いてた…泣きすぎて頭いたい いい最終回だったよ》
《何のために生きてるのかなという、涼さんがずっと探してきた問いに、「意味なんてない、一緒にいてくれるだけでいい」という、シンプルだけど大事な答えが、私にはとても響いた》

 といった好意的な声もあるものの、

《せめて最後くらい勝たせてやっても良かったんじゃないか?いつかの試合もギリギリでシャークヘッドに負けて、涼の死を乗り越えて(本当に?)挑んだこの試合も負けるん希望が無さすぎ》
《涼は死ぬし 最後まで勝てないし 最終回コレでいいのか 脚本家は何を伝えたかったのか まるで見えないわ》
《オリジナル作品だから本当はとやかく言いたくないんだけど、亡くなる必要を全く感じない展開で、選手役の皆さんの熱演が辛い…「一緒にいてくれるだけでいいんだよ」ってセリフ言わせるなら、昏睡状態で目覚める展開でもよかったのに。泣かせるための死はこのテーマではナシだと思う…》
《これ例えば涼が昏睡状態でもこの展開作れましたよね?涼が生きてないなら何の意味もなくて泣けないのしんどすぎる》
《最終回、涼の死がずっとノイズで楽しめなかった。必然性がないもん。演出のための死で作り物の側面が浮き彫りになってる。気持ちよくなってるのは製作陣だけで、視聴者の期待を裏切ってる》

 といった、厳しい声が続々と寄せられることに。

 車いす同士のぶつかり合いなど、試合シーンの演出には《車いすラグビーの試合部分の迫力とかスゴくてスポ根ドラマとしてしっかり面白かった》《車いすラグビーのとこはマジで面白いんよな》など絶賛されている『GIFT』。意欲的な作品だったが、終盤の内容には“残念”という評価が多く出て、視聴率的にも厳しい結果に終わってしまったようだ――。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。TBSの「日曜劇場」枠は毎クール欠かさず見ている。