■私立恵比寿中学の新曲ジャケ“修正騒動”の背景を専門家が分析
エビ中の新曲ジャケットが炎上を招いたことについて、AKB48をはじめ多数のアイドルを取材してきた芸能評論家の三杉武氏はこう話す。
「アイドルのCDやレコードジャケットは基本的にファン向けのものですから、攻めた内容や大きなバズりを狙う必要はありません。今回のジャケットデザインですが、言われてみれば“拾い箸”に見えなくもないですが、“そこまで不謹慎か?”と言われると微妙なところではあります。ただ、公式は実際にデザインを差し替えて謝罪したわけですから、非を認めたことになる。
昔は、アイドルグループやそれに付随するアイテムやイベントはファンだけが目にするもので、基本的に好意的に捉えようとする人ばかりでした。ただ、今はSNSでファン以外の人の目にも触れますからね……。そういったSNSユーザーから今回のようにツッコミや指摘が入るケースも少なくありませんよね」(三杉氏、以下同)
公式がすぐに謝罪とデザインの差し替えをしたことについては、
「誰かを揶揄するデザインでもありませんし、メッセージ性が特別あるわけでもなさそうですからね……。運営側も今回の新曲のジャケットデザインにこだわりがあるわけではないため、あっさり差し替えたのかもしれません。
ファンの間でも、もうちょっと無難なデザインにすればよかったのでは、箸のマナーについて意見できるスタッフがいなかったのか、という見方もできますから、そういった意味では運営側の不手際はたしかにあるとも言えそうです。
そして、ジャケットのデザインをすぐに差し替えたのは新曲が配信だということも大きかったのではないでしょうか。CDやレコードの時代だったら差し替えるのにお金と時間かかりますが、配信曲の場合はそこまで差し替えに手間暇がかかりません。だから、すぐに“ネガティブな要素を排除して差し替えましょう”となったのかもしれません」
エビ中の“修正騒動”はしばらくは議論を呼ぶことになるのかもしれない。
三杉武(みすぎ・たけし) 芸能評論家
早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身。豊富な人脈をいかし、芸能評論家として活動している。多くのニュースメディアで芸能を中心にしたニュース解説を行ない、また「AKB48選抜総選挙」では“論客”とて約7年間にわたり総選挙を解説してきた。