■ラグビー部員に股割りを指導!
千代の富士関は半年前に現役を引退して、このときは陣幕親方(後に九重親方)になっていたけれど、ロンドンでも人気と知名度は抜群。ちなみに、千代の富士関の最後の対戦相手は、このオレだった。
ここで感じたのが、相撲とラグビーの共通点が多いことだった。スクラムには押す力を要求されるし、タックルには当たりの強さが必要だ。そこで、ラグビー部員に相撲の基本、四股、テッポウ、股割りを教えることにした。実際、オレが部員に股割りを指導したんだけど、1人もできなかった。
また、浴衣姿で胸を出したら、浴衣を引っ張られて、1枚しかない浴衣がビリビリに破れたのには、まいったね(笑)。それと、競馬に行ったのもいい思い出だ。
ただ、今回のパリ公演では、こうした特番企画はほとんどなかった。
90年代は出演ギャラも、けっこう出たし、思えば、あの頃はバブルだったなぁ(笑)。
貴闘力忠茂(たかとうりき・ただしげ)
1967年9月28日、兵庫県生まれ。二子山部屋(入門時は藤島部屋)入門後、83年に初土俵。最高位は東関脇。2000年に幕尻(前頭14枚目)で初優勝する。02年に引退し、大鵬部屋の部屋付き親方となるが10年に野球賭博関与のため日本相撲協会を解雇される。現在は焼肉店『ドラゴ』を経営。