■期待していた上田が大舞台で2G1A!

 そんな中でも特にプレーぶりに見入ったのが、2ゴール1アシストと大活躍した上田選手でした。鹿島アントラーズ時代から「これはスゴい選手に成長するはずだ」と期待していましたが、見事な活躍を大舞台で披露してくれました。

 チュニジア戦での彼を見ていて、私は釜本邦茂さんが天国から降りてきたのかと思ったくらいです。上田選手の1点目は豪快なシュートでしたが、釜本さんもあそこからのシュートは得意でした。2点目は下がりながらの難しいものでしたが、これも釜本さんらしいなと思って、見ていました。

 これで日本は1勝1分。締め切りの時点で3戦目の結果は分かっていませんが、日本代表にはラウンド32でブラジルと対戦してほしいですね。そして、昨年10月に親善試合で勝利したように、このW杯の真剣勝負においても勝ってほしいです。ブラジルに勝てれば、勢いに乗れますから、目標である新しい最高の景色を見られるはずです。

ラモス瑠偉(らもす・るい)
1957年2月9日生まれ。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ出身。77年に来日し、読売サッカークラブ(東京ヴェルディの前身)でプレー。攻撃の核として5度の日本リーグ優勝に貢献し、得点王を2回、アシスト王を3回獲得した。93年にスタートしたJリーグでもヴェルディ川崎の中心選手として活躍。チームを初代王者、さらに連覇に導くとともに、自身は2年連続でベストイレブンに選出されるなど、Jリーグの草創期を支えた。89年に日本に帰化して日本代表でもプレー。司令塔としてアジアカップ初優勝をもたらし、94年W杯予選でもチームをけん引したが、あと一歩というところで本大会の出場権を逃した。98年に現役引退。指導者としては古巣の東京VとFC岐阜で指揮を執り、ビーチサッカー日本代表の監督としてW杯で世界を凌駕する活躍を見せた。国際Aマッチ通算32試合1得点。2018年、日本サッカー殿堂入り。
ラモス瑠偉公式サイト:http://www.ramos.jp/
(本連載取材協力:KAKU SPORTS OFFICE)