■T氏の「渡部復帰作戦」はすべて失敗
T氏は『行列』の元レギュラーで、個人的にも親しい渡部をこれまで3回にわたって復活させようと策を講じてきたものの、いずれも失敗に終わっている。
2020年の大晦日の『笑ってはいけない』では、渡部が出演することが複数の週刊誌やスポーツ紙に報じられ、「まだ謝罪もしていないのに復帰とは何ごとか」と大炎上に。これを受けてあわてて、という印象もある中の同年12月3日、渡部は謝罪会見を行なったものの、出演パートはお蔵入りに。
同11月の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した松本は、渡部の出演について「あの番組は、誰がゲストでどこで出てきて何をするのか、我々は知りたくない。ずっとドッキリを仕掛けられる受け身の側だから」と番組の趣旨を説明したうえで、「収録の前にあれ(記事)を出されて。知りたくなかったので、これはルール違反も甚だしいと思う」と不快感を露わにした。
2021年3月には『FRIDAY』(講談社)に渡部が出演するシーンの台本が流出するという騒動もあったが、これまでになかったこの“情報漏洩”にダウンタウンが憤ったとも報じられている。
■「視聴率の鬼」はやりすぎた?
前出の制作会社関係者が続ける。
「ダウンタウンさんが激怒したこともあって、渡部さんの出演シーンは丸々カットになってしまったともささやかれています。事前に情報が漏れたこともそうですが、視聴率のために、話題性のためだけに、しかも懇意にしている渡部さんを復帰させようとするT氏の強引なやり方も、よくは思っていない、という話ですね。
T氏は“視聴率の鬼”で、数字が取れるなら何をやってもいい、という感覚の人だと言われています。それが見事なまでに徹底できているからこそ、現在の日テレ役員の地位まで上り詰めたわけですが。
2020年の『笑ってはいけない』では、“多目的トイレ不倫”が報じられた渡部さんが出演するとなれば話題性はありますし、面白いから“イケる”と考えた可能性もある。ただ、実態はもっとデリケートで、ダウンタウンの2人も“それはアカンやろ”となったのでは、と見られていますね。結果、ダウンタウンさんは、“大晦日はT氏と一緒にはできない”となっていると聞こえてきているんです……」