見上愛(25)と上坂樹里(20)がダブル主演するNHK連続テレビ小説『風、薫る』は、6月22日から放送された第13週 「白日の夢」(61~65話)で、りん(見上)、直美(上坂)、多江(生田絵梨花/29)、トメ(原嶋凛/18)が帝都医大で看護の傍ら学生指導を始め、ようやく看護師の物語らしくなってきたが、まだ不安要素は多い。

 同ドラマは、田中ひかるさんによる伝記『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社)が原案で、明治時代に実在した看護師の大関和(ちか)さんと鈴木雅(まさ)さんをモデルにした物語。西洋式の看護教育を受けた一ノ瀬りんと大家直美が日本初の専門看護師となり、最強バディとなっていく。

 第13週では、りんたちが看護科の第一期生・ヒデ(池田朱那/24)ら学生を教育するなか、婦人科の看病婦・ツヤ(東野絢香/28)が看護を学びたいと申し出る。そして初めての給料日、アメリカでは看護師の給料は30円と言われていたが、りんたちの初任給は10円。多江は、出世して看護婦の待遇改善のため尽力すると決意する。

 直美は、病院に見舞いに訪れた軍人・小川吾郎(甲斐翔真/28)と、差し入れをめぐり口論になる。また看病婦・フユ(猫背椿/53)から、若く優秀な看護学生たちに仕事を取られてしまうのではと不安を聞く。一方、シマケン(佐野晶哉/24)は、初めて書き上げた小説を手に、団子屋でりんが通りかかるのを待ち……という展開。

 X上では、《看護とは奉仕ではない。でも思いやりや善意で成り立っている部分が大きい。見習生から学び気付かされるりんの素直さが好き。看護婦は診断ができないけど、患者に一番近い存在だ。本当の手助けができないもどかしさが伝わってくる》などと、「看護とは何か」をテーマにした描き方への称賛の声が。