■『踊る大捜査線』“出ない女優”深津絵里演じるすみれは果たして――
いかりやさんは『踊る』シリーズで主人公の青島俊作(織田)を指導する和久平八刑事を演じた。
「深津さんだけではないでしょうが、彼女の中にも、いかりやさんがご健在のときの『踊る』が“1つのチームだった”という想いがあると言われていますね。織田さんにとってもいかりやさんの存在は非常に大きかったようですが、深津さんも同様の気持ちなんでしょう。
深津さんは、いかりやさんが亡くなられた後の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』(2010年)、そして『THE FINAL』には出演しましたが、いかりやさんが亡くなった時点で、深津さんの『踊る』は完結したようだ、と言われています。そもそも深津さんはドラマや映画になかなか出ない女優でもありますしね」(前出の制作会社関係者)
2010年代以降、深津のドラマ出演本数は激減。21年度後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』は“約13年ぶりの連ドラ出演”だと話題になった。
映画も22年公開のアニメ映画『すずめの戸締まり』で声優を務めたのを除くと、17年公開の『サバイバルファミリー』が最後の出演作となっていたが、25年に公開されたオダギリジョー(50)が脚本・監督・編集・出演を務めた映画『THEオリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』に出演したことでも注目を集めた。
「深津さんはベテランで素晴らしいキャリアを積んできたトップ女優ですからね。彼女レベルになると作品に出る出ないは自分で決めますし、事務所にどうこう言われることもありません。13年ぶりの連ドラとなった『カムカムエヴリバディ』もプロデューサーから熱心な手紙をもらったことで出演を決意したといいますからね」(前同)
深津は『カムカムエヴリバディ』の出演を引き受けた理由ついて《チーフプロデューサー・堀之内(礼二郎)さんの強い気持ちと、藤本有紀さんの脚本にすごいものを作ろうとする迫力を感じたので、“私に何かできることがあれば”と思いお引き受けしました》と制作陣の情熱に感銘を受けたからだと明かしていた。
「深津さんが作品に出るか出ないかは、自分の琴線に触れるかどうかなのでしょうね。今年は4月から8月まで上演される野田秀樹さん(70)の舞台『華氏マイナス320°』に出演中ですが、舞台への出演も10年ぶりですからね。これも深津さん自身が出たいと感じた作品なのではないでしょうか。
『踊る大捜査線 N.E.W.』への出演はまだ見えてこないのが現状ですが、かねてより出演することが噂されていた趣里さんは、織田さん演じる青島に振り回されながらも所轄の立場で現場を駆け抜ける若き刑事・芝田ひばり役で起用されていますから、すみれに重なるようなところもあるのかもしれませんね。
深津さんは出ないことが濃厚な最新作ですが、往年のファンならグッとくる場面も多くあるという話で、素晴らしい作品になっているのではないでしょうか」(同)
9月18日公開の『踊る大捜査線 N.E.W.』に大きな注目が集まる。