サッカー日本代表は6月30日(現地時間29日)、FIFA北中米ワールドカップの決勝トーナメント1回戦ラウンド32でブラジルと対戦し、1対2で惜敗した。
試合後、多くの選手が涙を流してピッチ上で落胆するなかでの、若きストライカーの行動を捉えた映像が話題になっている。
前半29分にMF佐野海舟選手(25)のゴールで先制するも、後半11分にカゼミーロのゴールで同点。さらに後半アディショナルタイムに途中出場のマルティネッリがゴールを決め、ブラジルに逆転負けを喫した。
優勝を目標に挑んだ今大会が終了したサッカー日本代表。試合後、多くの選手がピッチ上で悔しさに打ちひしがれる中、ワントップとして先発フル出場した上田綺世選手(27)は、顔をタオルで覆い涙を流していた。
そんな上田を映す中継カメラの前に現れたのは、同じくFWで、21歳の後藤啓介選手。カメラに向かって憤ったような表情を浮かべ、何か呟いた後藤選手は、カメラを遮るように背を向けて立ちはだかったのだ。すると、カメラは後藤の背後をぐるっとなぞるように移動し、また上田を映す。すると、後藤選手はまたカメラから上田を守るように位置を変える。そんな12秒ほどの映像──。
地上波でこの試合を生中継していた「フジテレビサッカー」公式Xは、《上田綺世選手の涙する姿を守る後藤啓介選手》というコメントを“握手”の絵文字添えて、この動画を公開。すると、X上では、
《これもチームプレイ!後藤選手、上田選手のようになって、4年後のワールドカップに戻ってきてくれ》
《後藤くん、次回大会は君がエースとなってくれ 心の底から応援してる》
《頼もしく優しい最年少!自分も悔しいだろうに 感動です》
など、後藤に対する賞賛と今後への期待の声が溢れたが、一方で、涙を流して悔しがる選手を撮影するメディアに対する疑問の声も上がった。
《嫌がってんだからそれ以上撮るなよ》
《一瞥かますのかっこいい!後藤選手 それ以前にデリカシーのかけらもない》
《守ったのが分かったならそっと逸れるかスイッチャーで切り替えなさい。 それでも泣いてる選手を撮ろうとするな》
“試合に負けた選手の様子を追う”映像を撮るスポーツ報道のスタンスに、賛否が巻き起こっている。