サッカーW杯北中米大会で、日本代表は世界から注目を集めた。
「惜しくも決勝トーナメント初戦でブラジルに逆転負けしましたが、グループリーグ初戦は強豪のオランダに2度リードされながらも2度追いつく粘り強さで2-2の引き分け。続くチュニジア戦では、日本代表史上初となるW杯1試合4得点の完勝を飾るなど、世界に衝撃を与えました」(スポーツ紙記者)
このところサムライブルーの話題一色だったが、野球界にも動きがあった。
「6月17日、東京・永田町の衆院議員会館で『野球の未来を考える議員連盟』の臨時総会が行われた。この場で、王貞治ソフトバンク会長(86)は“プロ野球は16球団に拡大するべき”と提言したんです」(前同)
王氏は総会で、岸田文雄元首相や小泉進次郎防衛大臣らを前に思いの丈を吐露。
「“それぞれの土地の人は自分たちのチームが欲しい”“(球団数は)16か20か24とか。一気には難しいのは分かっているが、夢を見ましょうよ。検討だけでもしたら、どうか”と語ったんです」(同)
“世界のホームラン王”が熱く語った自身の思い。背景にあるのは、「野球人気の陰りを食い止めたいから」と話すのは長年、王氏を知る球界関係者だ。
「2024年度からは2軍戦の舞台に、新潟を本拠地とするオイシックスと静岡が地元のハヤテベンチャーズが参戦。一見、球界が盛り上がっているかのように見えますが、実態は真逆。野球人口は減少の一途をたどっているんです」
王氏がプロ野球16球団構想を初めて口にしたは20年1月。それは地元・福岡のテレビ番組でのことだった。
「当時、全国の高校硬式野球部員の数は約14万人。この時点で10年前と比較すると、2万8000人も減っていた」(前同)
その数字は、25年時点で12万5000人にまで低下しているが、原因となるのは少子化だけではないようだ。前出のスポーツ紙記者が話す。
「今はサッカーやバスケなど、野球以外のスポーツも人気です。でも、球団数が増え、プロへの門戸が大きく開けば、野球の競技人口も回復するはずなんです」