「あれから3か月がたちますが、被害は一向に減る気配がありません」
民放局の社会部記者がこう話すのは、“トクリュウ”と呼ばれる匿名・流動型犯罪グループによる詐欺被害についてだ。
「特殊詐欺などの被害額が過去最高額を更新する中、3月25日、警視庁のトクリュウ対策本部はインターネット上に公式サイトを新設。
実際に使用された警察官をかたる詐欺電話の音声などもフルで公開されていますが、被害は深刻化するばかりなんです」(前同)
2003年からオレオレ詐欺が爆発的に増加したように、顔が見えない電話は詐欺の温床になりやすい。「警察庁の発表によると、令和6年中に特殊詐欺に利用された被疑者の電話番号は、前年から4万1317件増え、8万2540件に上りました」(同)
あまりに大量で対策しようがないように思えるが、見分ける方法もある。元神奈川県警で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は「詐欺電話の8割近くが、“+88”や“+61”のように先頭に“+”が付く国際電話」だと言う。
「多くの人が海外とのやりとりを、ふだんからしていないはずなので、そういう人は国際電話は絶対に無視をする。そもそも、未登録の番号からかかってこない設定が有効です」(前同)